9月は打率.354、9本塁打の大爆発

　米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は22日（日本時間23日）、本拠地で行われたロッキーズ戦に「1番・DH」で出場。1点を追う9回に2試合ぶりの53号を放ち、続くベッツのサヨナラ弾で6-5と勝利する道筋をつけた。9月に入ってからの印象的な活躍で、現在ナ・リーグ9冠。特に長打に関連した各部門でトップを“占拠”している。

【特集】入浴剤でパフォーマンス向上　トップアスリートも愛用、“お風呂博士”が5つのタイプ別に特徴を解説（W-ANS ACADEMYへ）

　大谷はこの日、初回に左前打、3回には右前打で出塁して今季54個目の盗塁に成功した。5回の第3打席は一ゴロに倒れたものの、7回1死で迎えた第4打席、初球を右前打として出塁すると、続くベッツの初球にスタート。二盗を成功させ今季55盗塁とした。そして9回先頭で立った打席では、中堅右のスタンドに同点の53号ソロを叩きこんだ。5打数4安打、1本塁打2盗塁の大爆発だった。

　現在53本塁打123打点で、本塁打は2位のオズナ（ブレーブス）に15本差、打点は一時逆転されていた2位のアダメス（ブルワーズ）に13点差。ともにタイトルを濃厚にしている。

　その他にも128得点、長打率.640、OPS1.023、94長打、391塁打、長打力を測る指標「ISO」が.339、1本塁打に要する打席数11.53の各部門でリーグトップ。実に9冠だ。

　他にも、出塁率.383はトップのプロファー（パドレス）に.002という僅差で3位。184安打がアラエス（パドレス）の196本に続く2位。打率.301も3位だ。9月に入ってから実に打率.354、9本塁打25打点と打ちまくる大谷。チームがナ・リーグ西地区の優勝争いを続ける中、個人成績をどこまで上げてくるだろうか。