日本人最多盗塁にもあと「1」

　米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は22日（日本時間23日）、本拠地で行われたロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場。7回の第4打席はこの日3安打目となる右前打で出塁すると、続くベッツの初球に二盗。今季55個目の盗塁を記録した。さらにフリーマンの適時打で生還し、今季127得点。イチロー氏がマリナーズ時代の2001年に記録した、日本人選手のシーズン最多得点に並んだ。

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　大谷は初回に左前打、3回には右前打で出塁して今季54個目の盗塁に成功した。5回の第3打席は一ゴロに倒れたものの、7回1死で迎えた第4打席、初球を右前打として出塁すると、続くベッツの初球にスタート。二盗を成功させ今季55盗塁とした。

　あっという間の出来事に、米カリフォルニア州地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」の中継も驚きを隠せない様子だ。

　実況のスティーブン・ネルソン氏が「タッチはならず！　55盗塁だ！」と伝えると、解説を務めた通算204勝のドジャースOB、オーレル・ハーシュハイザー氏は「送球は遊撃側でスライディングは右翼側。塁の端です。正しい角度で入り、わずかに外側につま先を入れました」とテクニックを絶賛。「このスライディングが多くの盗塁を彼にもたらしているんです」と続けた。

　シーズン盗塁の日本人記録は、イチロー氏がマリナーズ時代の2001年に残した56個で、大谷はこれにもあと「1」と迫った。