大谷との勝負巡り「そんなことをしたらクソだ」 一塁が空いていても…ベンチで抜かれた敵将の本音
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)の敵地マーリンズ戦で2試合ぶりの今季49号から3打席連続本塁打を放つと、2盗塁も成功させて今季51盗塁。大リーグ史上初となる「50本塁打&50盗塁」を飛び越え、一気に「51-51」にまで到達した。歴史的瞬間となった50号が生まれた直前、敵将は大谷との勝負を巡って飛び出した本音の言葉がテレビ中継に映っていた。米スポーツ専門局「ESPN」が報じている。
敵地マーリンズ戦で「50本塁打&50盗塁」達成
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)の敵地マーリンズ戦で2試合ぶりの今季49号から3打席連続本塁打を放つと、2盗塁も成功させて今季51盗塁。大リーグ史上初となる「50本塁打&50盗塁」を飛び越え、一気に「51-51」にまで到達した。歴史的瞬間となった50号が生まれた直前、敵将は大谷との勝負を巡って飛び出した本音の言葉がテレビ中継に映っていた。米スポーツ専門局「ESPN」が報じている。
「50-50」まであと2本塁打、1盗塁でこの試合を迎えた大谷は、初回に右中間二塁打で出塁し、三盗を決め今季50個目の盗塁成功。2回には右前適時打の後、51個目の盗塁を決めた。6回には1死二塁から右翼2階席へ49号2ラン。7回に左翼へ放った50号2ランで、史上初の「50-50」に到達した。
米スポーツ専門局「ESPN」は歴史的偉業が成し遂げられた際のグラウンド内の状況を報道。「7回に再び彼に打席が回ってきたとき、ドジャースは2アウトで、二、三塁にランナーがいた。一塁は空いており、ドジャースの選手たちはマーリンズがオオタニを申告敬遠するかどうか、相手のダグアウトを覗き込んでいた」とドジャースベンチの様子を伝えた。
だが、その直後に中継局のカメラは、マーリンズのスキップ・シューマッカー監督が「そんなのクソくらえだ」「そんなことをしたらクソだと思うほど彼を尊敬しすぎている」と言っている様子をとらえていた。大谷を申告敬遠する意思はまるで見えなかった。
シューマッカー監督は50号を浴びた状況について試合後「すでに大差がついた試合だったが、野球への敬意の意味も込めて彼(大谷)と勝負に行った。それで(50号を)打たれてしまった」と振り返っていた。
(THE ANSWER編集部)