大谷翔平が3打席連発＆2盗塁で「51-51」達成

　米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は19日（日本時間20日）、敵地マイアミで行われたマーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場し、6打数6安打、3本塁打10打点、2盗塁と大暴れした。3打席連発で自身の最多記録を一気に「51本塁打＆51盗塁」にまで伸ばす大爆発。ホームランボールの着弾地点から逃げてしまった米女性ファンは「当たったら気絶しそうじゃない？」と明かした。

　大谷の一発は敵地でも幸せを呼んだ。「50-50」まであと2本塁打、1盗塁でこの試合を迎えた大谷。6回1死二塁で右翼へ大飛球を放った。付近の観客が一斉に集まる中、マディソン・アンダーウッドさんもボールが上階席の飛んできそうな場所にいた。しかし、恐れるように避けてしまい、ボールは別のファンの元へ。49号ボールを自ら手放す結果となった。

　直後に「あんまり野球が好きなわけじゃないから……」と缶ビールを片手に苦笑い。「でも、みんながこっちの方向を見ているのに気づいたから、打球を見たらこっちに向かって真っ直ぐ飛んできたの。だから逃げたわ（笑）。ボールを触ったかって？　Noよ。だって当たったら気絶しそうじゃない？」と興奮気味に状況を明かした。

　さらに「逃げ始めてから振り返らなかったから、落ちた場所はわからないわ」と笑ったアンダーウッドさん。車で4時間のタンパ在住でグローバル開発企業に勤めているという。

　大谷のホームランボールは高値で取り引きされることもあるが、「いくらくらいするの？　知らなかったわ」と少し残念そう。大谷の印象についても「彼のことは今日まで知らなかったの。野球はあまり詳しくなくて……」とポツリと呟いた。

　なぜ、野球観戦に来たのかというと、「友だちのためよ。結婚したばかりなの」と説明。キャッチしていたとしても「新婚の友だち、アリーにプレゼントしたでしょうね」と隣りの友人を指差した。新婚のアリーさん夫婦と10数人規模のグループで来場したようで、最後は肩を組んでカメラにニッコリ。野球は詳しくなくても、大谷の大飛球には満足した様子だ。友人たちと観戦を大いに満喫していた。