今季0本塁打→9月に6発 ドジャースMVPトリオに隠れた伏兵エドマンが覚醒「少し驚いてるよ」
米大リーグ・ドジャースは18日(日本時間19日)、敵地マーリンズ戦で8-4の勝利を収めた。今季途中加入した「5番・遊撃」のトミー・エドマン内野手が6号2ラン。9月だけで6発を放ち、MVPトリオ以外に打線に厚みを持たせ、存在感を見せた。
7月にトレード加入のエドマンが6号2ラン
米大リーグ・ドジャースは18日(日本時間19日)、敵地マーリンズ戦で8-4の勝利を収めた。今季途中加入した「5番・遊撃」のトミー・エドマン内野手が6号2ラン。9月だけで6発を放ち、MVPトリオ以外に打線に厚みを持たせ、存在感を見せた。
頼もしい伏兵が乾いた打球音を響かせた。1-0の4回1死一塁。エドマンは甘く入った変化球を逆方向へ持っていった。右越えの6号2ラン。敵地に詰めかけた多くのドジャースファンが沸いた。8月まで今季0本塁打から9月に6発と覚醒。「自分でも少し驚いてるよ」。この回一挙5得点の猛攻を呼び込んだ。
2019年にカージナルスでMLBデビュー。21年には二塁手としてゴールドグラブ賞を獲得したが、内外野を守り、俊足巧打を併せ持つスイッチヒッターだ。チームに一人いれば安心できる存在。昨年ワールド・ベースボール・クラシックは母がルーツを持つ韓国代表で出場。7月末にカージナルスからトレードでドジャースにやってきた。
昨秋に右手首を手術し「少しの間、打撃でも手首の感覚があまりよくなかった。スプリングトレーニングで感覚は戻るかなと思ったけど、数か月残ったままだった」と苦労した。夏前にようやく本調子に戻ったが、今度は足首を捻挫。「でも、捻挫があったことで(手首を)完全に治すことができたのかもね」と怪我の功名を明かす。
8月にメジャー昇格。9月はこの日の試合前時点で.306、14打点、3盗塁をマークし、17試合目で6号を放った。好調の要因は「メカニックの部分かな」と説明。「地面をもっと上手く使うとか。体をもっと良いポジションに置くとか、染みついてしまった悪い習慣を壊そうと今も特訓しているよ」とボールに効率よく力を伝える練習に励んできた。