17勝左腕のセールが絶賛

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手を、今季ナ・リーグのサイ・ヤング賞候補が絶賛した。14日（日本時間15日）、大谷を2打数無安打に封じたブレーブスのクリス・セール投手が対戦を回顧。「彼に当てさせちゃいけない」と最大の警戒心を抱いていたことを明かした。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

　この日、本拠地ドジャース戦に先発したセールは6回5安打1失点の好投で両リーグ最多の今季17勝目（3敗）を挙げた。防御率2.35、219奪三振もメジャートップ。今季ナ・リーグのサイ・ヤング賞最有力候補と目されている。大谷とは3打席対戦。第1打席こそ四球を与えたものの、2打席目は見逃し三振、3打席目は投ゴロと2打数無安打に抑えた。

　米ジョージア州地元放送局「バリー・スポーツ・サウス」のブレーブス専門Xアカウントは試合後のセールの会見映像を公開。大谷を攻略した秘訣を「彼に当てさせちゃいけないんだ」と笑って振り返った。「彼は間違いなく特別な選手。彼がうまくボールを捉えれば、強烈な打球になる。弱い打球は期待できないんだ。彼は滅多にそんな打球は打たないからね」と強い警戒心を持って臨んだという。

　通算137勝、2408奪三振のベテラン左腕は「今年彼がやっていることからすれば、もし打球が空に上がったら、それはおそらく僕にとって良いことにはならないだろう。試合の最初の一球から、空振りを奪う球をピッチングをするつもりだったんだ」ととにかく“当てられないこと”を意識していたと強調していた。