日本野球には「志の高さを感じる」 米国人の脳裏に焼き付いた侍の姿「日本文化の良い点は…」
米大リーグ・ドジャースは14日(日本時間15日)、敵地でブレーブスと対戦した。敵地でも大谷翔平投手ら人気球団のユニホームを着たファンが大挙。その一人、39歳のマシュー・スローンさんは「とても興味を惹かれた」と日本野球に関心を持っていた。
米野球ファンの記憶に残った日本野球
米大リーグ・ドジャースは14日(日本時間15日)、敵地でブレーブスと対戦した。敵地でも大谷翔平投手ら人気球団のユニホームを着たファンが大挙。その一人、39歳のマシュー・スローンさんは「とても興味を惹かれた」と日本野球に関心を持っていた。
雨上がりの試合前。三塁側内野席に家族と観戦に訪れたスローンさんは、冗舌に語ってくれた。5年前に沖縄で日本のプロ野球を観戦。「とても興味を惹かれた。(米国と)文化の違いを感じたよ。同じスポーツだけど、僕らとプレーの仕方が少し違うんだ」。特に昨年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で感じた侍ジャパンの印象は強く残っているという。
「彼らの意志の強さ、実力を証明しようという志の高さを感じました。米国の選手たちは既にMLBでプレーしているから証明するものが特にないですから。日本の野球文化の良いところは、チームがまとまっていること。一丸となっていて、スポーツマンシップもあると思う」
サウス・カロライナ州チャールストン在住。自身も3歳からプレーし、これまで25球場を訪れるほど大の野球好きだ。この日はかつて野茂英雄氏とドジャースでバッテリーを組み、日本のファンにもお馴染みだったマイク・ピアザ氏のユニホームを着て球場を訪れた。
最近、印象に残った日本人選手については「シカゴ・カブスのイマナガかな。彼は数日前にドジャースと対戦したよね」と明かす。今永昇太は10日(同11日)にドジャースタジアムで7回7安打3失点。今季13勝目(3敗)を挙げた好投はドジャースファンの脳裏にも焼き付いたようだ。
スローンさんの贔屓球団はドジャースだが、「野球を見に球場に出かけること自体が好きなんだ。僕がサンディエゴにいた時は、ドジャース戦じゃなくてもパドレスの試合を見に行っていたよ」と笑顔。前人未踏の記録を更新し続ける大谷について「50-50ももうすぐだね。君(記者)も見られるかもよ」と期待していた。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)