レッズやナショナルズの元GMがMVPに言及

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は今季、前人未到となる46本塁打、47盗塁の「46-47」に到達するなど、打率.290、46本塁打、101打点、47盗塁、OPS.985と数字を残し、MVP争いの有力候補となっている。米識者は「大谷は誰も見たことないことをやっている」と現在の活躍を評価し、「彼は史上初めてMVPを獲得するDHになる」と、MVP獲得に対し太鼓判を押している。

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　米スポーツ専門局「CBSスポーツ」の公式YouTubeチャンネルに出演したジム・ボウデン氏は、司会者のトミー・トラン氏の「オオタニが見せてくれているものをうまく理解する方法はありますか？」という問いに対して、「どうやって彼のやっていることを理解するかだって？　MLBの歴史上誰も成し遂げたことがない（ことを達成している）、以上だ。彼は史上初めてMVPを獲得するDHになる」と断言している。

　米メディア「ジ・アスレチック」のコラムニストで、レッズやナショナルズでGM経験があるボウデン氏は続けて「フランシスコ・リンドーアファンには申し訳ない、彼はMVPの議論に加わるに値する」と、MVP争いのライバルに言及した上で、「だが、オオタニは今まで誰も見たことがないことをやっているんだ。見ていてワクワクするし、歴史を作るだろう。ただただタイミングの問題だった」と大谷のMVP獲得に太鼓判を押した。

　同じく同番組に出演した米スポーツ専門局「CBSスポーツ」のマット・スナイダー記者は、「人々に対する私の願いなんだが、彼がやっていることに対して感覚を麻痺させないようにしよう。彼がどれだけすごいのかを当然のこととして受け入れないようにしよう。彼はおそらく今まで見た中で最も才能がある選手だ」と、大谷の功績の非凡さを特筆した。

　続けて「私は最近、彼が史上最高の選手かどうか聞かれた。そうは言えない。なぜならまだ継続的にはできていないからね。しかし、彼は野球において多くの素晴らしいことを成し遂げている。私は彼が3度目のMVPを獲得することを望んでいるよ」と、こちらも大谷を支持する姿勢を示していた。