完全復活への1勝 錦織が全仏初戦で感じた“高まり”「感覚はすごくいいです」
3年連続初戦突破を決めた日本のエースは、21歳の新鋭のビッグサーブに苦しめられたが、3セット連取で格を示した。右手首の痛みなど今季は故障に苦しんできたが、「フィジカル的にはかなり強くなった」と完全復活に自信を見せた。ATPワールドツアー公式サイトが報じている。
全仏3年連続初戦突破、故障に苦しんできた錦織「フィジカル的に強くなった」
テニスの全仏オープンは3日目の30日、男子シングルス1回戦で世界ランキング9位・錦織圭(日清食品)が196センチの長身、タナシ・コッキナキス(オーストラリア)と対戦し、4-6、6-1、6-4、6-4の逆転勝利を挙げた。3年連続初戦突破を決めた日本のエースは、21歳の新鋭のビッグサーブに苦しめられたが、3セット連取で格を示した。右手首の痛みなど今季は故障に苦しんできたが、「フィジカル的にはかなり強くなった」と完全復活に自信を見せた。ATPワールドツアー公式サイトが報じている。
身長196センチの21歳の新鋭のビッグサーブに第1セットをいきなり失う展開になったが、錦織は47本のウィナーを炸裂させ、7度目の参戦となった全仏初戦を勝利で飾った。
「今日はタフな試合だった、重要な場面で彼はいいプレーをしていたと思う。僕は3セットと4セット目から少しプレーが良くなってきた。感覚はすごくいいです。完璧な試合とはいきませんでしたが、それでも初戦と考えれば、大会のいいスタートになったと思います」
記事によると、こう語ったという錦織だが、今季は苦しいシーズンを過ごしていた。