錦織と同ブロック強力2人に明暗 新鋭ズベレフ“相棒”破壊で敗戦「感触が…」
敗れてなお前向くズベレフ、逆襲予告「だけど、世界は今なお止まることない」
「ベルダスコはとても調子が良く、スマートにプレーしていた。僕も何度も彼の勢いを押し戻そうとしたけど、ラケットがボールに当たる感触があまり良く感じなかった。だから、自分はとても守備的なプレーをしてしまった」と語ったズベレフ。試合中には、そのラケットを叩きつけ、両手で太ももに押し当ててぐにゃりと折り曲げ、破壊するシーンもあった。
「だけど、世界は今もなお止まることはない。まだ今年のATPレースで4位だし、今年もまだいい感じでプレーできると思っているよ」
20歳の新鋭は前を向き、逆襲を誓った。世界トップのマレーが順当に勝ち上がる一方、ズベレフは早々に大会を去ることになった。
3年連続で2回戦進出した錦織にとっても、気の抜けない戦いが続くのは間違いない。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer