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「ビデオ検証の意味って何?」 テニス全米OPで謎判定、VARでも覆らず海外疑問「最も恥ずべき瞬間」

現在開催中のテニス全米オープンで、ある判定が物議を呼んでいる。ラケットに当たったボールが自陣でバウンドしているように見えるが、返球が認められ得点に。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)で映像確認が行われたものの判定は覆らず、海外記者が「今大会で最も恥ずべき瞬間の1つ」と指摘している。

全米オープン3回戦に出場したアンナ・カリンスカヤ【写真:Getty Images】
全米オープン3回戦に出場したアンナ・カリンスカヤ【写真:Getty Images】

全米オープンで判定に物議

 現在開催中のテニス全米オープンで、ある判定が物議を呼んでいる。ラケットに当たったボールが自陣でバウンドしているように見えるが、返球が認められ得点に。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)で映像確認が行われたものの判定は覆らず、海外記者が「今大会で最も恥ずべき瞬間の1つ」と指摘している。

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 疑惑の判定が生まれたのはアンナ・カリンスカヤ(ロシア)とベアトリス・ハッダッド・マイア(ブラジル)の3回戦第1セット。カリンスカヤが2ゲームを先取して迎えた第3ゲーム、40-40で迎えた場面でカリンスカヤの返した打球はマイアの前方で跳ねた。マイアは必死に追いかけ、2バウンドするか否かのところでラケットを出して返球。これが得点に繋がった。

 この返球に納得いかなかったカリンスカヤは主審にVAR判定を求めた。映像ではマイアのラケットに当たったボールがすぐに自陣でバウンドしているようにも見えるが、判定は覆らず。カリンスカヤはラケットを指し示しながら主審に抗議したが実らなかった。そのままこのゲームを落とすと、第1セットは3-6と逆転で奪われ、第2セットも1-6でストレート負けとなった。

 ポルトガルのスポーツ紙「レコード」のテニス担当ホセ・モルガド記者は自身のXでこのシーンの映像を拡散。「今大会で最も恥ずべき瞬間の1つ。このためにあるのなら……VARなんて全く使うな」とVARでも判定が覆らなかったことに疑問を呈した。さらに「カリンスカヤはショックを受けていた。私たち皆がそうであるように」と不満そうなカリンスカヤに同情した。

 海外ファンからは「こんなことがまだ起こるなら、ビデオ検証の意味って何よ?」「みんながショックを受けている」「これは本当に酷い」「これが完全にこのマッチを変えた」「可哀想なカリンスカヤ」「これは本当に恥ずかしい」「明らかにダブルバウンスだ」「この審判は即刻クビになるべき」と怒りや疑問の声が続出した。

(THE ANSWER編集部)

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