スーパー高校生・16歳久保凛、U20世界陸上6位入賞! 海外強豪と渡り合う力走で堂々の世界デビュー
ペルー・リマで開催中のU20陸上世界選手権は30日(日本時間31日)に女子800メートル決勝が行われ、初の世界大会出場となった日本記録保持者・久保凛(東大阪大敬愛高2年)は2分3秒31で6位入賞。前日に行われた準決勝は2分3秒0の全体1位でファイナル進出を決めていたが、20歳以下の世界一をかけた舞台で海外強豪と堂々と渡り合った。
U20世界陸上
ペルー・リマで開催中のU20陸上世界選手権は30日(日本時間31日)に女子800メートル決勝が行われ、初の世界大会出場となった日本記録保持者・久保凛(東大阪大敬愛高2年)は2分3秒31で6位入賞。前日に行われた準決勝は2分3秒0の全体1位でファイナル進出を決めていたが、20歳以下の世界一をかけた舞台で海外強豪と堂々と渡り合った。
6レーンからスタートした久保はオープンレーンになると5番手をキープ。先頭は1周目を59秒台で入り、久保は向こう正面からスパートをかけるが、ラスト200メートルから逆に先団から徐々に離される。それでも、最後まで死力を尽くして6位でゴール。堂々の入賞となった。サラ・モラー(ケニア)が2分0秒36で金メダルを獲得した。
昨年の北海道インターハイで1年生ながら優勝した久保は「久保建英のいとこ」としても注目を浴びたが、今年は陸上界で押しも押されもしない存在に。4月の金栗記念では田中希実に勝利。5月の静岡国際でU18日本新を出し、木南道孝記念も制した。さらに6月の日本選手権で高校生ながら日本一も達成。そして、15日に奈良長距離強化記録会で1分59秒93を記録し、2005年6月の日本選手権で杉森美保が樹立した2分0秒45を実に19年ぶりに塗り替えた。
今月はインターハイで連覇を達成し、挑んだ世界の大舞台。2028年ロサンゼルス五輪で活躍が期待される逸材が、貴重な経験を積んだ。また、先に行われた男子800メートル決勝では日本記録保持者の落合晃(滋賀学園高3年)が1分47秒03で銅メダルを獲得し、日本の高校生2人が沸かせた。
(THE ANSWER編集部)