リフト落下失神の米ペア女子選手が回復を報告「この件で誰も責めないでください」
フィギュアスケートのチャレンジャーシリーズ、ゴールデンスピン(ザグレブ)でペアの演技中、リフトで失敗して頭から落下し、失神したアシュリー・ケイン(米国)がインスタグラムを更新。1月の全米選手権へ向け「静養して準備する時間はあります」と復活に意欲を示している。
ケインが1月全米選手権で復活に意欲「準備する時間はあります」
フィギュアスケートのチャレンジャーシリーズ、ゴールデンスピン(ザグレブ)でペアの演技中、リフトで失敗して頭から落下し、失神したアシュリー・ケイン(米国)がインスタグラムを更新。1月の全米選手権へ向け「静養して準備する時間はあります」と復活に意欲を示している。
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ケインは一夜明けた9日に投稿し、「私たちに愛や祈りや善意をくれた皆さんにここで感謝を伝えたかったです。日の終わりには回復しました」と報告。審判側が演技を中止させなかったことが波紋を呼んだこともあってか「この件で誰も責めないでください。特定の人たちに向けたひどいコメントをたくさん見たけど、今問題なのは私たちの健康だけ」とつづった。
「全米選手権まで静養して準備する時間はあります。私には最高のチームがいて、米国フィギュアスケート協会が今回とても助けになったことを感謝! 愛とポジティブを伝え続けていきましょう」と1月に行われる全米選手権の復活へ向け、アピールした。
ケインはフリーの演技中、男子選手のティモシー・ルデュク(米国)がリフトから下ろす際に手を滑らせ、頭から氷に落下。目を閉じたまま動かず、ルデュクが声をかけながら首を持ち上げると、2、3秒してようやく反応を示し、立ち上がった。演技を再開して最後まで演じ切り、強打した後頭部を押さえながらリンクを降りた。
演技後、椅子に座って首をコルセットで固定され、関係者に氷で患部を冷やされる姿が痛々しい姿を、海外メディアが画像付きで公開し、カナダ公共放送「CBC」も「ペアのフィギュアで頭上からの恐ろしい落下に見舞われる」と特集。試合後、病院で診察を受け、大きな問題がなかったことも伝えていた。
(THE ANSWER編集部)