「由伸2世」谷田さん、米挑戦報告会を開催 今後は一般就職へ、20社以上から興味
今後は一般就職へ、20社以上から興味…学生野球資格回復も
集まった資金は代理人、通訳、練習施設、宿泊費などにかかったことを説明し、自身の持ち出しも含め、1か月の挑戦で使い切った。実際にメジャー関係者に送った自身のプレー集、現地のトライアウトの様子も映像で公開。アストロズなど複数球団に興味を示され、テストも受けたが、最終的に契約には至らず。支援を受けながら、結果を残せなかったことを謝罪した。
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その後、NPB入りに目標を切り替えて四国IL徳島に入団。10月の野球人生最後となるかもしれないフェニックスリーグで西武・高木勇人からホームランを放ったが、ドラフト会議で指名されず。現役引退を決めた。最後は「プロにはなれなかったけど、皆さんのおかげで素晴らしい野球人生を送ることができた。後悔はありません」と挨拶し、温かい拍手が送られていた。
今後は一般就職を目指す。挑戦心を持ったアマチュア球界トップ選手とあって、すでに20社以上から話があったという。「社会を自分はまだ知らないので、いろんなことを考えながら、皆さんに応援して良かったと思ってもらえる人間になりたい」。野球との関わりについては母校の慶応高から後輩に指導してほしいという依頼も受けており、独立リーグ経験者も必要となる学生野球資格回復研修を受ける意向も明かし、「今後も違った形で、野球と携わっていければ」と夢を膨らませた。
(THE ANSWER編集部・神原 英彰 / Hideaki Kanbara)