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「由伸2世」谷田さん、米挑戦報告会を開催 今後は一般就職へ、20社以上から興味

今秋プロ野球ドラフト会議で指名漏れし、現役引退した前四国IL徳島・谷田成吾さんが9日、今春にクラウドファンディングで行った米挑戦の支援者向け報告会を開催。「由伸2世」の異名でアマ野球界を沸かせた25歳は「プロにはなれなかったけど、皆さんのおかげで素晴らしい野球人生を送ることができた。後悔はありません」と感謝した。

クラウドファンディングの支援者向け報告会を開催した谷田成吾さん【写真:編集部】
クラウドファンディングの支援者向け報告会を開催した谷田成吾さん【写真:編集部】

クラウドファンディングの支援者向け報告会に約40人集まる

 今秋プロ野球ドラフト会議で指名漏れし、現役引退した前四国IL徳島・谷田成吾さんが9日、今春にクラウドファンディングで行った米挑戦の支援者向け報告会を開催。「由伸2世」の異名でアマ野球界を沸かせた25歳は「プロにはなれなかったけど、皆さんのおかげで素晴らしい野球人生を送ることができた。後悔はありません」と感謝した。

 東京六大学通算15本塁打を放った谷田さんは慶大4年秋のドラフト会議で指名漏れ。2年後の再挑戦にかけて入社した社会人野球の名門・JX-ENEOSで、昨年もNPB入りは叶わず。「プロ挑戦は最後」と挑んで決めた今年、春に関係者から話が舞い込んだ米マイナーのトライアウトにクラウドファンディングで挑戦した。集まった金額は200万円超。この日は出資者向け報告会を行い、約40人が集まった。谷田さんは「皆さんの支援のおかげで今年一年、精いっぱい頑張ることができました」と感謝を述べた。

 報告会では米挑戦に至った経緯を説明した。25歳を迎えるシーズン、過去に25歳以上でプロ入りした選手は投手が多いこと、自身は高校、大学とプロのスカウトの注目を集めながら声がかからなかったことを踏まえ、「今年、プロに行けなければ厳しい」と今季を最後のプロ挑戦にすると決断。「あと1年で終わるかもしれない野球人生、できることは何でもやろう」とし、所属していたJX-ENEOSに迷惑をかけることに悩みながら、最後は「プロ野球選手になりたい」という夢を追ったことを明かした。

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