2ケタ勝利をあげたモイネロを同郷の先輩が祝福

　プロ野球・ソフトバンクのリバン・モイネロ投手は、27日のオリックス戦で6回3安打1失点の好投。自身初のシーズン10勝目を手にした。試合後のヒーローインタビューでは、同じキューバ出身の先輩で、この日来場していた元ソフトバンクのアルフレド・デスパイネに対し軽妙な日本語で話しかけ、ファンの爆笑を誘った。

　最強左腕が可愛い後輩に戻った瞬間だった。お立ち台で、インタビュアーから先輩の来場を告げられたモイネロは、日本語で「ドコドコ？」と話しながら、球場内を見渡す。手を振るデスパイネの姿を見つけると、「オー！サミシイヨー」と笑顔で手を振り返した。

　昨季でソフトバンクを退団し、キューバで現役を続けているデスパイネは現在オフ期間中。来日自体は知っていたものの連絡は来ていなかったというモイネロは、先輩のサプライスに「オボエトケ！」と嬉しそうに日本語で呼びかけていた。

　この日の勝利でモイネロは、球団の外国人左腕として初の2ケタ勝利を達成。また100ホールド以上を記録した後に先発転向しての2ケタはNPB史上初の偉業だ。昨季まで在籍したデスパイネはそんな同郷の後輩を温かく見守っていた。ファンからは“親方”の愛称で親しまれた。

　パーソル パ・リーグTV公式YouTubeチャンネルにて「サプライズ親方にモイネロ感激！」と題して2人の久しぶりの再会が公開されると、ファンは歓喜。

「『覚えとけ』が日本語なのおもろいw
「親方もモイネロも可愛すぎる」
「モイネロの『どこどこ』が日本人すぎるwwww」
「モイネロ×デスパイネかわいいw」
「覚えとけって言って通訳の青木さんが嘆いてる」
「デスパがくるとキューバ陣の弟に戻っちゃうモイモイかわいい」
「さみしいよーってかわいい」
「モイネロはもうマスコット兼ゆるキャラやな」

　コメント欄には、助っ人のやりとりにほっこりする声が並んでいた。