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衝撃157秒TKOから1か月、ボクサー中谷潤人がPFP上昇へ「激しく追い込む」 V1戦・田中恒成も闘志

ボクシングの帝拳プロモーションは22日、都内で会見し、10月13、14日に東京・有明アリーナで異例の2日連続世界戦興行を開催すると発表した。日本初の1イベント7試合の世界戦となり、WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M.T)の2度目の防衛戦、WBO世界スーパーフライ級王者・田中恒成(畑中)の初防衛戦は14日に。この日は各選手が会見に出席した。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信される。

前戦は157秒衝撃KO勝ちを飾った中谷潤人【写真:高橋学】
前戦は157秒衝撃KO勝ちを飾った中谷潤人【写真:高橋学】

日本初の1イベント7試合の世界戦

 ボクシングの帝拳プロモーションは22日、都内で会見し、10月13、14日に東京・有明アリーナで異例の2日連続世界戦興行を開催すると発表した。日本初の1イベント7試合の世界戦となり、WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M.T)の2度目の防衛戦、WBO世界スーパーフライ級王者・田中恒成(畑中)の初防衛戦は14日に。この日は各選手が会見に出席した。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信される。

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 次代の最強ボクサーの呼び声高い中谷は、同級1位ペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)と2度目の防衛戦。サウスポーを相手にするのは約5年ぶりだ。「対策をしっかりして、強さを発揮できるような体をつくりたい」。試合を待ちわびるように意気込みを語った。

 2月に3階級制覇を達成し、7月の前戦では左ボディーストレートでわずか157秒の衝撃KO勝ちを飾った。「たくさんの方にインパクトを与えられた試合かなと思います」。世界で最も権威のある米専門誌「ザ・リング」の階級を超えた格付けランク「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」は9位。大目標の1位になるには内容も問われる。

「やっぱりKOを目標にして、たくさんアクションを増やしたい。そういう動きをできるように練習で激しく追い込みたい」

 走り込み合宿などで体力強化。試合までに米ロサンゼルスでスパーリング中心の合宿に励む。挑戦者は2018年12月のWBC世界バンタム級暫定王座決定戦で井上拓真に判定負け。しかし、以降は28連勝(20KO)をマークした。現WBA同級王者・拓真との統一戦の期待が高まる中谷は「やるべきことをやってイベントに刺激を与えたい。拓真選手と堤選手の試合に注目しています」と力を込めた。

 バンタム級の4つの世界王座は中谷と拓真のほか、IBFを西田凌佑(六島)、WBOを武居由樹(大橋)が独占。武居は9月3日に比嘉大吾を迎え撃ち、4団体を統一するのが誰になるのか注目される。

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