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7大世界戦でバンタム級黄金時代の生存競争 井上拓真「インパクト残す」堤聖也「簡単に勝てない」

ボクシングの帝拳プロモーションは22日、都内で会見し、10月13、14日に東京・有明アリーナで異例の2日連続世界戦興行を開催すると発表した。日本初の1イベント7試合の世界戦が入り、13日にはWBA世界バンタム級王者・井上拓真(大橋)がWBA3位の元日本王者・堤聖也(角海老宝石)と3度目の防衛戦を実施。この日は各選手が会見に出席した。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信される。

異例の2日連続世界戦興行会見に出席した井上拓真【写真:高橋学】
異例の2日連続世界戦興行会見に出席した井上拓真【写真:高橋学】

日本初の1イベント7試合の世界戦

 ボクシングの帝拳プロモーションは22日、都内で会見し、10月13、14日に東京・有明アリーナで異例の2日連続世界戦興行を開催すると発表した。日本初の1イベント7試合の世界戦が入り、13日にはWBA世界バンタム級王者・井上拓真(大橋)がWBA3位の元日本王者・堤聖也(角海老宝石)と3度目の防衛戦を実施。この日は各選手が会見に出席した。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信される。

 超異例の2日連続世界戦の大型興行。拓真は初日に入り「今回もこのようなビッグイベントに参加できて大変嬉しく思います。今回も日本人対決。熱くなる部分もあるし、ファンの皆様にも熱く盛り上がるような試合をしていきたい」と力を込めた。前戦は5月の東京D興行で指名挑戦者・石田匠(井岡)に3-0の判定勝ち。初回にダウンを奪われたが、2度目の防衛に成功した。

 2戦連続で日本人との防衛戦。しかも相手の堤はアマチュア時代に全国高校総体で戦った。当時は勝利したが、「気持ちも強くて凄くタフな選手。相手はリベンジの気持ちで来ると思うけど、自分は返り討ちにして、その先に見据えている統一戦に向けてしっかり勝ちたい」と息巻いた。

 バンタム級の4つの世界王座は拓真のほか、WBCを中谷潤人(M.T)、IBFを西田凌佑(六島)、WBOを武居由樹(大橋)が独占。拓真はかねて4団体統一を大目標にしてきた。「もともとは兄(尚弥)が持っていた4団体のベルト。自分が階級を下げて1本目を獲り、4つ獲ると公言している。中谷選手、西田選手との試合に向けてしっかり勝ちを収めて次に行きたい」

 14日に2度目の防衛戦を控える中谷も会見に出席。隣りに座るライバルを横目にしながら拓真は「多くの世界戦がある中で試合ができるのは気合いが入る。その中でインパクトを残す試合をしたい。他団体王者である中谷選手は注目して見ますね」と口にした。

 現在はメキシコ選手2人とスパーリング。陣営の大橋秀行会長は「堤選手は背負っているものも凄いし、気持ちも凄い。凄い試合になると思いますが、拓真に勝ってもらって統一戦に進みたい」と期待した。

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