米男子ゴルフ・プレーオフシリーズ第1戦

　米男子プロゴルフの年間王者を決めるプレーオフ（PO）シリーズ第1戦、フェデックス・セントジュード選手権は18日（日本時間19日）、米テネシー州TPCサウスウインド（7243ヤード、パー70）で最終日を行い、2位に5打差の首位から出た松山英樹（LEXUS）が通算17アンダーで優勝した。アジア人初の快挙達成後に行われた会見では、米記者を笑わせる一幕も。PGAツアー公式が動画を公開すると、海外ファンから「私たちと同じだ」「一体どうしたらヒデキを嫌いになれる？」といった声が集まっている。

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　最終日のバックナインで崩れ、一時は昨年の年間王者ビクトル・ホブラン（ノルウェー）に逆転を許したものの、17、18番の連続バーディーで盛り返して米ツアー10勝目をつかんだ松山。アジア人初のプレーオフシリーズ優勝、さらに年間ポイントランキングも3位に浮上したとあって、ラウンド後の会見も盛り上がりを見せた。

「この大きな勝利をどうお祝いしますか？」と質問が飛び、通訳が日本語で松山に伝えていると、質問者が「チックフィレイは日曜定休ですよ」とかぶせ気味に一言。松山が笑いながら英語で「I Know（知ってるよ）」と返すと場内は大爆笑に包まれた。「チックフィレイ」は鶏肉料理の米レストランチェーン。松山は「昨日、チックフィレイ食べたから、明日食べようかなと思ってます」と珍しく白い歯を見せて笑った。

　PGAツアー公式インスタグラムは「チックフィレイでお祝いするために月曜まで待つ」とつづって動画を公開。海外ファンからは「彼が日曜に食べられるよう申し立てを」「私たちと同じだ」「なんて面白い男だ」「一体どうしたらヒデキを嫌いになれる？」「月曜に早速注文しないとね」「めっちゃ面白い！」「この男に早くサンドイッチを」「何を頼むか早く知りたい！」などと絶賛の声が寄せられている。