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女子ゴルフ21歳川崎春花が初の完全V! 独走大会記録-13で1か月ぶり今季3勝目、次週全英OPへ弾み

女子ゴルフの国内ツアー・CATレディースは18日、神奈川・大箱根CC(6652ヤード、パー72)で最終日が行われ、3打差の単独首位で出た21歳・川崎春花(村田製作所)が逃げ切り優勝を飾った。4バーディー、2ボギーの70で回り、同コースの大会記録に並ぶ13アンダー。1か月ぶりの今季3勝目&ツアー通算5勝目をマークし、初日から首位を譲らない完全優勝を自身初めて達成した。

国内ツアー・CATレディースで優勝した川崎春花【写真:Getty Images】
国内ツアー・CATレディースで優勝した川崎春花【写真:Getty Images】

CATレディース最終日

 女子ゴルフの国内ツアー・CATレディースは18日、神奈川・大箱根CC(6652ヤード、パー72)で最終日が行われ、3打差の単独首位で出た21歳・川崎春花(村田製作所)が逃げ切り優勝を飾った。4バーディー、2ボギーの70で回り、同コースの大会記録に並ぶ13アンダー。1か月ぶりの今季3勝目&ツアー通算5勝目をマークし、初日から首位を譲らない完全優勝を自身初めて達成した。

 川崎の独走だった。1番で幸先よくバーディー。2番でボギーを叩いたが、6、9番で1つずつ伸ばした。後半13番でロングパットを沈めるナイスパー。後続に追われる中、15番パー5の第1打は右の林へ。木に当たってOBを逃れたが、球は深いラフに捕まった。それでも第2打でフェアウェーに戻し、3オン2パットでパーセーブした。

 16番でボギーを叩き、2位と2打差で迎えた最終18番パー5。ウィニングパットでバーディーを奪うと、右拳を優しく突き上げた。23年に蛭田みな美と西郷真央、22年に岩井千怜がマークした同コースの大会記録に並ぶ13アンダーだった。

 優勝インタビューでは、2週連続予選落ちから調子を戻したことを振られ、「その間もゴルフの調子は悪くなく、パットが入ってくれなかったから」と説明。「今週は凄いラッキーがあったので、それが優勝に繋がってくれた」と振り返り、こう続けた。

「今日は後半に入ってバーディーがあまり獲れず、ボギーも来てしまった。まだまだ頑張らないといけない。その中で落ち着いてプレーした。リーダーボードはずっと見ていましたが、意識はあまりしないように」

 今後について「今年の目標はあまり立てていないですね。ずっと課題は目の前の一打に集中すること。それが優勝に繋がってくれれれば」と前を向いた。最後はファンに対し、「今日は応援ありがとうございました。皆さんの応援が凄く力になりました。また優勝できるように頑張ります」と飛躍を誓った。

 京都出身。19歳だった2022年9月の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯で予選会から出場し、ツアー初優勝&メジャー制覇を達成。翌10月に2勝目を挙げ、一躍新ヒロインとなった。しかし、昨年はトップ10わずか3度。今年も序盤は予選落ち7度と苦しんでいたが、7月の大東建託・いい部屋ネットレディスで2連勝。28アンダーでツアー最多記録(24アンダー)を大幅に更新し、成長を遂げていた。

 次週は海外メジャー・AIG全英女子オープン(22日開幕)に出場する。2年連続2度目の大舞台だ。

(THE ANSWER編集部)


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