ローラン・ギャロスに立つ 「もう一つの全仏」、魅惑の17歳女子高生が歓喜の初出場
「一番行きたかった場所」で狙う躍進「少しでも多く勝てるように」
「ところどころ緊張して、弱気になってしまったところもありましたが、最後は自分で打ち勝つことができました。ラリーになってから自分の展開に持ち込もうと戦略を立てました。相手の早いサーブをまずは返そうと考えていました。クレーならではの特徴を活かして、ロブショットなどを打てたのが良かったです」
さらに、世界のトッププレーヤーが立ったコートでプレーし、刺激もあったという、「ローラン・ギャロスの場に立って、よりやる気になりました。『ここで勝ちたい』と。普段クレーで練習する機会はなかなかないのですが、今回に合わせて日本のクレーで、できる限りこの(レッドクレー)環境に合わせて練習をしてきました」と特訓が実ったことを明かした。
6月4日に開幕する本戦でも躍進を狙う。「ローラン・ギャロスは自分にとって、グランドスラムの中で一番行きたかった場所です。全仏ジュニア・オープン本戦に向けて、この1週間でサーブやリターンをさらに調整していきたいです」。その上で、意気込みをこう示した。
「サーブとフォアハンドに自信があるので、観客の皆さんに観てほしいです。本戦でも、今回のようにたくさんの応援してくださる前で少しでも多く勝てるようにがんばります」
トッププレーヤーと同じ赤土でプレーする全仏オープン・ジュニア。日本の17歳が挑む「もう一つの全仏」にも注目だ。