マレー全仏で復活へ 世界1位の不振の脱出法「苦しむこと認め、もがくこと楽しむ」
大会直前の体調不良告白も前向き「もがくことが楽しむためのいい時間を作る」
それでも、マレーは決して下を向かず、苦境を乗り越えていく姿勢を強調した。
「乗り越える方法はただ一つ、自分のやり方を貫くだけ。何が上手くいっていないかを判断し、試合でもそれを続けるだけだ。もちろん、フラストレーションがたまることはあるけど、もがくことが楽しむためのいい時間を作る要因となるから、トライし続けなければならないんだ」
大会直前には「数日間、体調不良だった」と告白する。「トーナメントが始まる頃には体調は戻っていると思う」とも話し、万全の状態で臨むつもりだ。
順調にいけば、3回戦でファンマルティン・デルポトロ(アルゼンチン)、準々決勝では錦織やズベレフとの対戦が想定される“死のブロック”。世界ナンバーワンとしてのプライドを持ち、ローラン・ギャロスに挑んでくることは間違いない。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer