マレー全仏で復活へ 世界1位の不振の脱出法「苦しむこと認め、もがくこと楽しむ」
全仏オープンが現地時間28日から熱戦の火蓋が切られる。世界ランキング1位のアンディ・マレー(英国)は準々決勝で同9位の錦織圭(日清食品)と激突する可能性がある“死のブロック”に入ったが、「もがくことを楽しもうと思っている」と今季の不調から逆襲へ、意気込んでいる。ATP公式サイトが報じた。
不調マレー、錦織ら「死のブロック」から逆襲へ「乗り越える方法はただ一つ」
テニスの四大大会、全仏オープンが現地時間28日から熱戦の火蓋が切られる。世界ランキング1位のアンディ・マレー(英国)は準々決勝で同9位の錦織圭(日清食品)と激突する可能性がある“死のブロック”に入ったが、「もがくことを楽しもうと思っている」と今季の不調から逆襲へ、意気込んでいる。ATP公式サイトが報じた。
開幕前の記者会見に臨んだマレーは「ここ数か月、僕はあまりいい調子でなく、いいプレーを見せられなかった。自分自身が苦しんでいることを認めて、それを乗り越えるための方法を探しているところだ」と語った。
マレーは昨年、同世代のライバルであるノバク・ジョコビッチ(セルビア)から世界ランク1位の座を奪ったが、今年は負傷の影響もあって精彩を欠いている。2月のドバイ選手権で優勝したものの、前哨戦のBNLイタリア国際では初戦の世界ランク29位の格下、ファビオ・フォニーニ(イタリア)戦でよもやの敗退となるなど、金星を献上した。
今季はロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)らベテラン勢の復調、また世界ランク10位に躍進したアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)ら若手も台頭するなど、競争は激しさを増している。