地元出身のベッカムと2ショット撮影、“謙遜ジョーク”で笑い取る

　男子テニスのツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」は18日、決勝で世界ランク5位のアレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）が同1位のノバク・ジョコビッチ（セルビア）を6-4、6-3のストレートで下し、2度目の出場で初優勝を飾った。優勝後の舞台裏では元イングランド代表MFデービッド・ベッカムとの対面が実現。2ショット撮影に納まるシーンをATP中継サイト「テニスTV」が動画付きで公開している。

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　歓喜の初優勝を飾った裏で豪華な2ショットが実現していた。関係者通路でトロフィーを持ち、満面の笑みのズベレフ。その隣に立っているのは地元英国が生んだ「貴公子」ベッカムだ。観戦に訪れていたスーパースターはワイルドで端正な顔立ちは現役時代と変わらず、自身のスマホで肩を組んで2ショットを撮影し、満足げな表情を浮かべていた。

　撮影が終わると、その様子を見守っていた関係者から「君は異なるプロフェッショナルと対した。プロフェッショナルはトロフィーを手にする。誰でもできることではない」と声をかけられたズベレフは「僕はまだあなた（ベッカム）みたいな存在ではないよ。まだそんなにタイトルを手にしていない」と謙遜気味にジョークを飛ばし、ベッカムの笑いを取った。

　なんとも微笑ましい一部始終を「テニスTV」公式ツイッターは「ゲームはゲームを認識する。ベッカム、彼のヒーローと会った時」とつづって動画付きで公開し、ファンの熱視線を集めていた。ロンドンで行われる大舞台とあって、ズベレフが歓喜の初優勝を飾った裏では、地元英国が誇る異競技のスーパースターも熱戦に酔いしれていたようだ。