「なんで拍手してるんだろう」 カブス今永昇太、6回2死までノーノーも気づかず…知ったのは降板後
米大リーグ、カブスの今永昇太投手は21日(日本時間22日)、本拠地シカゴで行われたダイヤモンドバックス戦で球宴後初先発し、7回を投げ2安打1失点で降板した。6回2死まで無安打投球を続け、チームを後半戦初勝利へ導く好投。ただ無安打を続けていたのに気付いたのは降板後だといい「なんで拍手してるんだろうと思った」と今永節をさく裂させた。
勝敗付かずも7回10K1失点、チームのサヨナラ勝ちに貢献
米大リーグ、カブスの今永昇太投手は21日(日本時間22日)、本拠地シカゴで行われたダイヤモンドバックス戦で球宴後初先発し、7回を投げ2安打1失点で降板した。6回2死まで無安打投球を続け、チームを後半戦初勝利へ導く好投。ただ無安打を続けていたのに気付いたのは降板後だといい「なんで拍手してるんだろうと思った」と今永節をさく裂させた。
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今永は初回、マルテ、グリチェック、グリエルJr.から3者連続三振を奪う絶好の立ち上がり。2回先頭のウォーカーに死球を与えたもののその後も快投を続け、6回2死からグリチェックに中前打を許すまで無安打投球。7回1死からスアレスに左翼へソロ本塁打を浴びて先制を許し、この回限りで降板した。自身メジャーでは最多となる10奪三振を記録した。
チームはその後、9回1死三塁から鈴木誠也の中前適時打で1-1の同点に追いつき、10回にホーナーが押し出し四球を選び2-1でサヨナラ勝ちした。
カブスの地元放送局「マーキースポーツ・ネットワーク」は試合後番組の中で今永のインタビューを伝えている。初安打を許した直後に、スタンドから起こった拍手をどう感じたかという問いに今永は「降板した後にピッチングコーチ2人と話している時に、あれが初ヒットだったと知ったんで……。なんで拍手してるんだろうと思いました」とコメント。記録には気づいていなかったとした。
この試合で勝敗はつかなかったものの、メジャー1年目の今季は8勝2敗、防御率2.86の好成績。球宴休み明けで快投できた理由を問われると「体の動きも体調も良かったので、コンディション通りのピッチングができたかなと思います。今回の休みの中でもすべて休むわけでなく、起きて自分のルーティンをやってシーズン中と同じ休みを過ごしていたので、体調も良かったのかなと」と、一定のリズムを崩さないことが秘訣だとしていた。
(THE ANSWER編集部)