「どう考えても打撃戦」 拳四朗と激闘オラスクアガを歓迎、8年ぶり世界戦の加納陸「打ち勝つ」
オラスクアガ「臨戦態勢で来た」
オラスクアガも譲らない。今回のメインイベントを張る中谷潤人の親友で、米国合宿からともに切磋琢磨してきた。来日後は中谷宅で生活をしながら調整。「とても素晴らしいキャンプをできた。準備を整えて臨戦態勢で王者になるためにここに来た。もちろん王者になることが夢。自分自身の最大の夢を叶えるために王者になりたい。勝っていい試合を見せたい」と力を込めた。
加納については「見た目も過去に写真とかで見た通り。この試合はハングリーな想いで来ると思う。それを上回るスピリットで臨みたい」と言及。「相手は経験で上回るかもしれないが、こちらも自分の経験を使うことが大事。準備を整えた。彼は何を出してくるかわからないが、何を出しても対応したい」と受けて立つ。
中谷とオラスクアガを指導する名トレーナーのルディ・エルナンデス氏は「トニー(オラスクアガの愛称)はとても良い状態。こちらもハードなトレーニングをしてきた。その成果をリングで出せるかが見物。もちろん出せると思う」と期待した。
○…興行はトリプル世界戦。加納のほか、WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M.T)が同級1位ビンセント・アストロラビオ(フィリピン)と初防衛戦を行う。WBO世界スーパーフライ級王者・田中恒成(畑中)は同級12位ジョナタン・ロドリゲス(メキシコ)と初防衛戦。ボクシング転向4戦目の那須川天心(帝拳)がジョナサン・ロドリゲス(米国)と120ポンド(約54.43キロ)契約10回戦に臨む。「Prime Video presents Live Boxing」の第9弾として、Amazon プライム・ビデオで生配信される。
(THE ANSWER編集部)