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日本人独占のバンタム級 生き残り懸けた統一戦へ、中谷潤人が井上拓真を名指し「やりたい」

ベルトを真ん中にファイティングポーズを取る中谷(右)とビンセント・アストロラビオ(左)【写真:高橋学】
ベルトを真ん中にファイティングポーズを取る中谷(右)とビンセント・アストロラビオ(左)【写真:高橋学】

アストロラビオ「俺は日本に勝つために来た」、中谷「もちろんKOで」

 相手のアストロラビオは2022年2月に元世界2階級制覇王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)に10回判定勝ち。昨年5月のWBO世界バンタム級王座決定戦ではジェイソン・マロニー(オーストラリア)に敗れたが、挑戦者決定戦を制し、再び世界戦にたどり着いた。

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 会見では「4か月間トレーニングに励んできた。20日に向けて準備は万端だ。ナカタニは非常に素晴らしいボクサー。世界王者なのでそれはよくわかっている」と敬意を示し、相手より勝っていると思う部分には「ナカタニの母国・日本で行われるので、それがナカタニに有利になると思う。俺の強みはナカタニ以上にトレーニングに励んできたこと」と明かした。

「俺は日本に勝つために来た。だからベストを尽くして試合に勝ちたい。体重はこれ以上落とす必要はない。試合に向けて万全だ」

 今回はWBCのマウリシオ・スレイマン会長も来日し、両者は会見で記念の盾の贈呈された。中谷はリミット53.5キロまで残り500グラムほど。挑戦者との写真撮影では、目線を送るカメラ位置を説明してあげるなど余裕を見せた。

 世界で最も権威のある米専門誌「ザ・リング」の階級を超えた格付けランク「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」において、日本人では2位の井上に次ぐ10位に入った次代の最強ボクサー。「(求めるのはKO勝ち?)もちろんです。相手は好戦的でパワフルな選手。集中して戦わないといけない。しっかり調整できているようなので20日が楽しみです」と試合を待ちわびた。

○…興行はトリプル世界戦。中谷のほか、WBO世界スーパーフライ級王者・田中恒成(畑中)が同級12位ジョナタン・ロドリゲス(メキシコ)と初防衛戦を行う。WBO世界フライ級王座決定戦では、同級2位・加納陸(大成)と同級3位アンソニー・オラスクアガ(米国・帝拳)が対戦。ボクシング転向4戦目の那須川天心(帝拳)がジョナサン・ロドリゲス(米国)と120ポンド(約54.43キロ)契約10回戦に臨む。「Prime Video presents Live Boxing」の第9弾として、Amazon プライム・ビデオで生配信される。

(THE ANSWER編集部)


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