「性的目線のカメラ使用を防ぐ」 女子バレー日本の五輪ユニ、最新技術に海外産業メディア熱視線
パリ五輪開幕が迫る中、日本のユニホームに採用されている技術に海外の産業メディアも注目している。バレーボールなどで着用するユニホームに、シンガポールに本社を置くクリエイティブ産業専門メディア「DesignTAXI」が「日本のアスリートが新たな鎧をお披露目」「パフォーマンスの向上にも寄与」などと紹介している。
パリ五輪で注目
パリ五輪開幕が迫る中、日本のユニホームに採用されている技術に海外の産業メディアも注目している。バレーボールなどで着用するユニホームに、シンガポールに本社を置くクリエイティブ産業専門メディア「DesignTAXI」が「日本のアスリートが新たな鎧をお披露目」「パフォーマンスの向上にも寄与」などと紹介している。
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「日本が性的目線のファンの赤外線カメラ使用を防ぐ2024五輪ユニホームをデザイン」の見出しが打たれた記事で紹介されたのは、ミズノ社が開発したユニホーム。近年では撮影機器の高性能化に伴い、赤外線カメラによるユニホームの内側の下着や体まで盗撮される被害が問題となっているが、同社公式サイトによると、機能性材料に精通している住友金属鉱山株式会社、複合材料技術に精通している共同印刷株式会社とともに、スポーツウェアとして必要なストレッチ性などの基本性能を備えた一着を作り上げたという。
記事では「2024年のパリ五輪に出場する日本のアスリートが新たな鎧をお披露目する。赤外線カメラによる盗撮を許さないユニホームだ」と紹介。盗撮被害も生まれてきたスポーツ界において「日本オリンピック委員会(JOC)はそのような行為を非難するとともに、アスリートの尊厳を守る重要性を強調している」としている。
今回のユニホームが赤外線を吸収する生地によって、赤外線カメラの透視や体の輪郭を写すことが困難になったと説明。「主な機能はアスリートのプライバシー保護である一方、このテクノロジーはパフォーマンスの向上にも寄与する可能性がある」とも指摘した。生地が体温を効果的に抑えることにより、着用の快適さが増すことがその根拠に上がっている。
このミズノ製のユニホームについては米ニュースサイト「ビジネス・インサイダー」も報道するなど、海外メディアにその技術力が注目されている。
(THE ANSWER編集部)