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日本にメダル期待のパラ注目競技 ブラインドサッカー主将・川村怜「さらに強くなっている」 槙野智章は「全力で応援」

ブラインドサッカー日本代表の川村怜主将が16日、パリ・パラリンピック(8月28日開幕)でのメダル獲得を誓った。品川CCパペレシアルに所属する河村はこの日、佐々木ロベルト泉とともにホームの品川区役所を表敬訪問。森澤恭子区長に「メダルは今、手のひらに乗っています。これをつかみとり、持ち帰りたい」と宣言した。

サッカー元日本代表の槙野智章氏、佐々木ロベルト泉、森澤恭子品川区長、川村怜(左から)【写真:編集部】
サッカー元日本代表の槙野智章氏、佐々木ロベルト泉、森澤恭子品川区長、川村怜(左から)【写真:編集部】

品川区役所を表敬訪問

 ブラインドサッカー日本代表の川村怜主将が16日、パリ・パラリンピック(8月28日開幕)でのメダル獲得を誓った。品川CCパペレシアルに所属する河村はこの日、佐々木ロベルト泉とともにホームの品川区役所を表敬訪問。森澤恭子区長に「メダルは今、手のひらに乗っています。これをつかみとり、持ち帰りたい」と宣言した。

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 パラリンピックに初出場した東京大会は8チーム中5位。目標のメダルに届かず悔しい思いをしたが、今大会は初めて予選を突破しての出場。東京大会に引き続き主将を務める川村は「東京大会がいい経験になっている」と話し「さらに強くなっていると思う。選手も入れ替わって若い選手が増え、より攻撃的になりました」と力強く言った。

 現在の世界ランクは3位で、メダルは射程圏。今月初めに大阪で行われたジャパンカップでは、決勝でモロッコにPK戦の末に敗れて準優勝に終わったものの、東京大会銅メダルチームと渡り合って自信も深めている。チーム最年長46歳の佐々木は「150パーセント、200パーセントの力を出して、金メダルをとれるようにしたい」と話した。

 大会の舞台はエッフェル塔の真下にできる特設会場「エッフェル塔スタジアム」。五輪でビーチバレーを実施した後、パラに向けて改装される。「東京大会は無観客で見てもらう機会がなかった。今回は観客にも見てもらえるし、ブラインドサッカーを知ってもらうチャンス」と川村。すべての情報を音で得るため、周囲の環境に対応することも重要だが「公式練習が5日あるので、早く慣れてプレーできるようにしたい」と話した。

 森沢区長は川村と佐々木に「気負わず、楽しんできてください」と笑顔でエール。同席した元日本代表で品川CC監督の槙野智章氏は「自分も体験したけれど、ブラインドサッカーは思う以上に難しいし、選手はすごいです。全力で応援したいし、ブラインドサッカーの素晴らしさをみせてほしい」とメダルを目指す2人を激励した。

 パリ・パラリンピックの5人制サッカー(ブラインドサッカー)は、大会6連覇を狙うブラジルなど8チームが参加。日本はアルゼンチン、コロンビア、モロッコと同じ1次リーグB組で、2位までに入れば準決勝進出となる。

(THE ANSWER編集部)


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