ジャッジも今永もポカン…大谷翔平の球宴1号HRに全員呆気にとられる 頭上越されたソト「Hahahaha」
米大リーグのオールスターゲームが16日(日本時間17日)に米テキサス州アーリントンで行われ、ドジャース・大谷翔平投手はナ・リーグの「2番・DH」で先発出場。3回に球宴では自身初となる先制3ランを放った。4年連続4度目の出場で待望の一発。これで球宴史上初の“勝利投手&HR”という偉業を成し遂げた。集まった一流選手たちも、口をポカンとさせ、首を振るなど呆気にとられた様子だった。
MLBオールスターゲーム
米大リーグのオールスターゲームが16日(日本時間17日)に米テキサス州アーリントンで行われ、ドジャース・大谷翔平投手はナ・リーグの「2番・DH」で先発出場。3回に球宴では自身初となる先制3ランを放った。4年連続4度目の出場で待望の一発。これで球宴史上初の“勝利投手&HR”という偉業を成し遂げた。集まった一流選手たちも、口をポカンとさせ、首を振るなど呆気にとられた様子だった。
3回無死一、二塁の第2打席。大谷は右腕ハウクとの対戦で、3球目をかっ飛ばした。打球は右翼席へ一直線。外野手も見送るしかない先制3ランとなった。打球速度103.7マイル(約166.9キロ)、飛距離400フィート(約122メートル)。大谷は打った瞬間に“確信歩き”し、満面の笑みを浮かべながらダイヤモンドを一周した。
騒然となった観客たちと同様、MLBを代表する選手たちも驚きの表情だ。登板に備えてブルペンで待機していた今永昇太投手は、口をポカンと開けて驚いた様子。思わず笑ってしまっていた。
さらにア・リーグの外野を守っていたアーロン・ジャッジ、フアン・ソト(共にヤンキース)のスター2人は、首を振るようなリアクションを見せていた。米スポーツ専門局「FOXスポーツ」では、このホームランの直前にユニホームに装着されたマイク越しにインタビューが実施されており、ジャッジは中堅のポジションから「(大谷は)信じられないよ。彼の毎年やっていることがね。今年はトミー・ジョン手術から復帰して打率.316、30本塁打だろ。あり得ないよね」と脱帽していた。
その直後に大谷の3ランが生まれ、ライトを守っていたソトはほとんど動かず。見送るしかなかった。首を振るようなしぐさも見せており、実況のデイビス氏に「フアン、ほとんど疑いない打球だったようだね」と話を向けられると「Hahahaha」と笑っていた。ジャッジも呆れたような仕草を見せていた。
大谷は中継インタビューで「オールスターはなかなか打ててなかった。一本いいのが打ててよかった」と喜びを口にした。「普段話せない選手と話せる。(昨季まで所属したア・リーグとは)違うリーグで、違う選手たちと良い時間を過ごせている」と貴重な機会に充実感も漂わせていた。
スポーツのデータやニュースを提供する米スポーツメディア「オプタスタッツ」の公式Xでは、「ショウヘイ・オオタニはMLB史上唯一、オールスターゲームでマウンドで勝利し、打席でホームランを打った選手である」と伝えられた。初出場となった2021年のオールスターで先発登板。1回を3者凡退に抑えて勝利投手になっている。3年越しの一発で、歴史に名を刻んだ。
(THE ANSWER編集部)