ドジャースのT・ヘルナンデスがHRダービー優勝! 賞金1億5000万円超獲得 “応援役”大谷もアドバイスで合計「49発」
米大リーグのホームランダービーが15日(日本時間16日)にテキサス州アーリントンのグローブライフフィールドで開催された。ドジャース・大谷翔平投手は出場しなかったものの、同僚のテオスカー・ヘルナンデス外野手が決勝でボビー・ウィットJr.内野手(ロイヤルズ)を破り優勝。大谷がアドバイスを送る場面もあった。
大谷はHRダービーに出場せず
米大リーグのホームランダービーが15日(日本時間16日)にテキサス州アーリントンのグローブライフフィールドで開催された。ドジャース・大谷翔平投手は出場しなかったものの、同僚のテオスカー・ヘルナンデス外野手が決勝でボビー・ウィットJr.内野手(ロイヤルズ)を破り優勝。大谷がアドバイスを送る場面もあった。
1回戦でヘルナンデスが途中タイムをとった場面。大谷はタイラー・グラスノー投手とともにヘルナンデスのもとへ。そこにフアン・ソト外野手(ヤンキース)、ブラディミール・ゲレーロJr.内野手(ブルージェイズ)も加わり、アドバイスを送った。笑顔で和気あいあいとした雰囲気だった。
ヘルナンデスは3分間で13本の柵越え。再度、大谷が声をかけて迎えたボーナスタイム。ここでも本数を重ねて合計19本。暫定3位とした。終了後も大谷とグラスノーはヘルナンデスを労った。1回戦後、NHKの中継インタビューでヘルナンデスは、大谷から「左中間、センターに向かって打て」との助言を受けたと明かした。ヘルナンデスは1回戦全選手が終了した時点で4位となり、準決勝に進出した。
準決勝ではフィリーズのアレク・ボーム内野手と対戦。ともに14本で並び、3スイング勝負の「スイングオフ」に突入した。ヘルナンデスが2本柵越えしたのに対し、ボームは1本。ウィットJr.が待つ決勝に進出した。グラスノーや大谷の通訳のウィル・アイアトン氏らが声援を送る中、先攻のヘルナンデスは14本を放った。ウィットJr.は13本に終わり、ヘルナンデスの優勝が決まった。
合計49本の柵越えを放ったヘルナンデス。MLB公式のサラ・ラングス記者によると、ドジャースの選手がホームランダービーを制するのは初めてだ。また、米カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のドジャース番ジャック・ハリス記者は自身のXで「彼はトロフィーと、そして100万ドルを手にする」と投稿。約1億5863万円の賞金を獲得するという。
大谷は21年のホームランダービーに出場。ソトとの1回戦は2度の延長にもつれこむ名勝負となったが、最後は及ばなかった。今回も出場するか注目されたが、オフに手術した右肘のリハビリ中ということもあり辞退していた。大谷は16日(同17日)に開催されるオールスター戦にナ・リーグの「2番・DH」で出場予定。4年連続4度目の大舞台でどんな姿を見せてくれるか注目される。
(THE ANSWER編集部)