「1014億円の理由だ」 大谷が作った“異例の光景”に衝撃、LAはもちろん敵地でも別次元の存在感
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)の敵地タイガース戦でオールスター前の最後の試合を終えた。10年総額7億ドル(約1014億円=契約当時)という史上最高額で契約し、入団後はグラウンド内外で大きな存在感を示した。前半戦終了までの出来事を振り返る。今回は新天地に移ってから各地で見られた異例の光景について。キャンプ初日から注目を浴びた背番号17の影響は敵地でも「別次元」として広がった。
ドジャース移籍後の前半戦を振り返る
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)の敵地タイガース戦でオールスター前の最後の試合を終えた。10年総額7億ドル(約1014億円=契約当時)という史上最高額で契約し、入団後はグラウンド内外で大きな存在感を示した。前半戦終了までの出来事を振り返る。今回は新天地に移ってから各地で見られた異例の光景について。キャンプ初日から注目を浴びた背番号17の影響は敵地でも「別次元」として広がった。
〇2月9日 「1014億円の理由だ」 ドジャース初日に広がった光景に衝撃の声
バッテリー組のスプリングトレーニング初日にメディア対応した大谷。取材位置に立つと、多くの記者から一斉にマイク、レコーダー、カメラが向けられた。大谷の隣には、今では日本ファンの間でもすっかりおなじみになった地元局「スポーツネットLA」の人気レポータ―、キルステン・ワトソンさんが立ち、インタビューが進んだ。
MLB公式インスタグラムが動画を公開すると、米ファンから「7億(ドル)の理由だ」「堂々としてる」といった声が上がり、日本人ファンからもすごい人数」「野球界の顔」との声が並んだ。キャンプ初日から大谷の注目度の高さを物語る光景だった。
〇3月29日 大谷翔平へ、本拠地ファンが作った驚きの光景に日米反響「温かい行動に感動」
本拠地開幕戦となったカージナルス戦。初回の第1打席を迎え、大谷がバッターボックスに向かうと、ドジャーブルーで染まった客席の米ファンが次々と立ち上がった。「ショウヘイ・オオタニ」とコールされるとボルテージは最高潮に。大谷の一挙手一投足を収めようと、ファンは一斉にスマホを打席に向けた。
スポーツ専門局「ESPN」のアルデン・ゴンサレス記者は自身のXに「ドジャースタジアムでの、ショウヘイ・オオタニの初打席前のリアクション」とつづり、動画を公開。米ファンからは「とっても美しい!」「みんなが立ち上がってるのを見て」「素晴らしいわ」といった反響が寄せられた。
〇5月14日 「大谷翔平効果」で敵地に広がった異例の光景 地元紙落胆「無抵抗」
開幕してからも周囲の期待を裏切らない活躍を続けた大谷。ジャイアンツの本拠地で行われた試合でも特大の12号ソロをかっ飛ばすなど、5打数3安打2打点の活躍でチームの10-2の大勝を呼び込んだ。この一戦で大谷以上に象徴的だったのは、オラクル・パークの客席。敵地にもかかわらず多くのドジャースファンで客席が青く染まり、地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」の記者は「3万5000人のファンの60%ほどはドジャースを応援しているようだった」と印象を伝えた。
記事では「ドジャースが街にやって来る時、青い波がマッコビー湾を一掃することに無抵抗だ」と宿敵による“侵略”がかつてないレベルに達していると嘆き。古くからライバル関係にある両チームだが、ジャイアンツが獲得を逃した大谷一人になす術もないといった様子だった。ドジャースのロバーツ監督も「いつも良く入ってくれていたが、これはオオタニ効果だと思う。彼は確実に目立った変化をもたらしている男だ」「今年は別次元だよ」などと話した。
(THE ANSWER編集部)