敵地タイガース戦

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は13日（日本時間14日）、敵地タイガース戦に「1番・DH」で先発。第3打席に今季29号ソロを放ち、日本人初のメジャー通算200号に到達した。打球速度107.8マイル（約173.5キロ）、飛距離373フィート（約114メートル）の一発に、米記者からは「大きな一撃」「あっという間に消えていった」といった声が上がった。

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　大台に到達したのは2-2で迎えた5回先頭の第3打席。右腕モンテロの投じた2球目、真ん中付近へ甘く入ったチェンジアップを強振した。右翼ポール際に飛び込む打球速度107.8マイル（約173.5キロ）、飛距離373フィート（約114メートル）の弾丸ライナー。今季29号ソロが記念すべきメジャー通算200号となった。

　シーズン48本ペースとなる6試合ぶりの一発。7月は3本目で4年連続の30本塁打にも王手をかけた。これまでの日本人最多は、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏の175本塁打。ナ・リーグでは2位のマルセル・オズナ（ブレーブス）に3本差をつけ、2年連続のホームランキング獲得へ視界良好だ。

　米カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のジャック・ハリス記者は「ショウヘイ・オオタニの通算200本目の本塁打は大きな一撃だ。右翼のファウルポールの内側にライナーを放ち、ドジャースにリードをもたらした」と自身のXに投稿。米専門メディア「ドジャース・ネーション」のノア・カムラス記者も「あっという間に消えていった。通算200号本塁打だ」と驚きを交えて速報した。

　米カリフォルニア州の地元ラジオ局「ESPNロサンゼルス」でドジャース番を務めるブレイク・ハリス記者は「ショウヘイ・オオタニはオールスターブレイク前に56本の長打を放ち、ドジャースのフランチャイズ記録を樹立した」と投稿。球宴前に放った長打の数が球団記録を塗り替えたことを伝えた。

　チームは9回に5点差を追いつかれ、延長戦の末9-11でサヨナラ負けした。