デューク大に進学予定の17歳

　バスケットボールの本場・米国にまた新たなスター候補が現れた。名門大への進学を控えた17歳が、パリ五輪で5連覇を狙うA代表相手に大暴れ。NBAでも屈指の名選手を振り切ってシュートを決める映像が公開されると、「評判は本物」「才能は否定しようがない」「この子は特別だ」などと話題を呼んでいる。

　世界最高峰の選手と張り合った。10日（日本時間11日）、ラスベガスでカナダとの強化試合に86-72で快勝した米国代表。前日までは、若手で構成されるセレクトチームとスクリメージ練習を行っていた。その中にいたのが17歳のクーパー・フラッグ。モントベルデ・アカデミーを卒業したばかりで、名門デューク大へ進学予定。米メディアの間では、すでに25年NBAドラフトの1位候補と見られている。

　米紙「USAトゥデイ」は「17歳のクーパー・フラッグが米国男子バスケ五輪トレーニング合宿でショーを披露する」として特集。記事によると、フラッグはアンソニー・デービスの上から3ポイントシュート（3P）を決めれば、次の攻撃機会でもバム・アデバヨの上からプットバックを炸裂させてアンドワンも獲得。さらにドリュー・ホリデーの厳しいマークも振り切ってシュートを決めたという。

　3人全員が昨季NBAオールディフェンスチームに選出された守備の名手とあって、17歳の驚きのプレーはあっという間に話題に。X上で動画が拡散されると、「評判は本物」「才能は否定しようがない」「この子は特別だ」「大学でまだ1試合もプレーしていないのに、彼は最高のプロを相手にこんなことをやっている」などと数多くの反響が寄せられた。

　同紙によると、セレクトチームの中でNBAを経験していない選手はフラッグのみだったという。身長6フィート9インチ（約205.8センチ）、体重205ポンド（約93キロ）。あるNBAのチームスタッフによると、フラッグはサイズがありつつ、ボールのスキル、バスケットIQ、自信とコートでの存在感で高い評価を受けているという。