カナダと強化試合

　パリ五輪のバスケットボール男子で5連覇を狙う世界ランク1位の米国代表は10日（日本時間11日）、ラスベガスで同7位のカナダと強化試合を行い、86-72で快勝した。ついに本格始動したドリームチーム。長年NBAを牽引してきたレブロン・ジェームズ（レイカーズ）とステフィン・カリー（ウォリアーズ）のコンビプレーが炸裂すると、「泣きそう」「映画みたい」とファンを歓喜させている。

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　豪華な連係プレーに会場が騒然となった。54-45と米国リードで迎えた第3クォーター残り5分28秒。レブロンがバックコートから猛烈なスピードでボールを運ぶと、サイドを駆け上がったカリーにパスを回した。カナダの守備は戻り切れない中、今度はカリーがリング付近にボールをトス。走り込んだレブロンが豪快なアリウープダンクを叩き込んだ。

　長年ライバルとしてしのぎを削ってきた米バスケ界が誇る2大スターの共演に米ファンは大興奮。レイカーズ公式Xが「トランジション・ブロン」と題して動画を公開すると、「カリーからレブロン、こいつはすげぇ」「美しい！」「ノリノリだね」「泣きそう」「カリーはレブロンにとってまさに完璧な相棒だよな」「映画みたい」「これを求めていた」「夢が叶った」などと感激する声が寄せられた。

　レブロンは19分の出場で7得点、5リバウンド、3アシスト、3スティール、1ブロック。カリーも19分の出場で12得点、2リバウンド、3アシストを記録した。米国は五輪本戦はグループCに所属。同4位のセルビア、同16位のプエルトリコ、同33位の南スーダンと同じ組に入った。昨夏のワールドカップでは準決勝でドイツに競り負け、3位決定戦でもカナダに敗れた。超豪華チームで世界の頂点を狙う。