男子バスケ日本で勃発「凄いサバイバル」16人→12人へ パリ五輪当落線上を監督が示唆した2人の名前
世界ランキング26位のバスケットボール男子日本代表は5日、東京・有明アリーナで同50位の韓国と国際強化試合を行い、84-85で敗れた。レイカーズの八村塁、NBAで日本人最長の6季プレーした渡邊雄太の“NBA組”は欠場。パリ五輪のメンバー選考にも関わる大事な一戦で、川真田紘也、渡邉飛勇という2人のセンターが生き残りを懸けて奮闘した。
SoftBank CUP 2024(東京大会)
世界ランキング26位のバスケットボール男子日本代表は5日、東京・有明アリーナで同50位の韓国と国際強化試合を行い、84-85で敗れた。レイカーズの八村塁、NBAで日本人最長の6季プレーした渡邊雄太の“NBA組”は欠場。パリ五輪のメンバー選考にも関わる大事な一戦で、川真田紘也、渡邉飛勇という2人のセンターが生き残りを懸けて奮闘した。
必死にボールに食らいついた。川真田は第1クォーター(Q)残り4分42秒に途中出場。同46秒には身長204センチの巨体で軽快なステップを踏み、鮮やかなスピンムーブからレイアップを決めた。会場がざわつく中、30秒後にはこの日最多の27得点を記録したイ・ジョンヒョンのシュートを背後からブロック。直後にはリバウンド争いからこぼれ球を懸命に追い、客席に飛び込む気迫を見せた。
同じセンターとして先発出場した渡邉も第1Q残り8分18秒にブロックを決め、比江島慎の3ポイントシュート(3P)による先制点を演出。後半には身長207センチの高さを生かしてオフェンスリバウンドを2度奪取し、ともにジョシュ・ホーキンソンの得点に繋げた。川真田は9分23秒の出場で2得点0リバウンド1スティール1ブロック。渡邉は12分18秒の出場で4リバウンド1ブロック、得点はゼロだった。
それぞれ見せ場は作ったものの、インサイド陣には課題が残った。韓国の平均身長193.9センチは日本の193.3センチとほぼ同等。しかし、総リバウンド数は37-40、ペイント内の得点は36-38と競り負けた。前半に限れば順に17-26、12-26と大きな差をつけられた。最大20点差から第4Qの猛反撃で一時逆転するも惜敗。トム・ホーバス監督は「ディフェンスコールのミスが痛かった」と振り返る。