フランスがトルコと親善試合

　パリ五輪の男子5人制バスケットボールは27日に開幕する。世界ランク26位の日本代表は同9位のフランス、同3位のドイツと同じグループBに入った。30日に対戦予定の開催国フランスは3日（日本時間4日）、親善試合で同24位のトルコと対戦。96-46と50点差で圧勝した。身長224センチのビクター・ウェンバンヤマが24得点と大暴れ。米メディアからも「不公平」との声が上がっている。

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　日本よりも格上のトルコを蹂躙した。フランス北部ルーアンで行われた親善試合。フランスは米プロバスケットボール（NBA）・スパーズのウェンバンヤマ、ティンバーウルブズのルディ・ゴベアらが躍動した。身長224センチの高さを生かしてウェンバンヤマが相手選手の上からパスを通すと、ゴール下で待ち構えた216センチのゴベアが楽々ダンク。“ツインタワー”が存在感を発揮した。

　ウェンバンヤマはわずか20分間の出場で24得点6リバウンド3ブロック。ゴベアは10分の出場に留まったが、10得点5リバウンドをマークした。NBA公式Xはウェンバンヤマがアリウープでリバースダンクを決める動画を公開。ブロックしようと跳んだ相手ディフェンスの遥か上を行く高さに、米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」も「ウェンビーは不公平だ」と驚嘆の声を上げた。

　6月26日に発表された日本代表候補の最終メンバー16人の中で最長身のジョシュ・ホーキンソンが208センチ。一番低い167センチの富樫勇樹とウェンバンヤマの差は実に57センチだ。高さだけでなくハンドリングやシュート力も兼ね備え、23-24シーズンのNBA新人王に輝いた20歳のウェンバンヤマと、4度のNBA最優秀守備選手賞を誇るゴベアは日本代表にとっても大きな壁として立ちはだかるだろう。

　昨夏のワールドカップ（W杯）で歴史的な3勝を挙げ、48年ぶりに自力で五輪出場を決めた日本代表。パリ五輪では前回大会銀のフランス、昨夏のW杯を制したドイツと同じグループBに入った。同組残り1枠には、今月2日からラトビアで開催されている最終予選を制したチームが入る。グループフェーズは同組内で総当たり戦を行い、各グループの1、2位と、3位のうち上位2チームが準々決勝に進出する。