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陸上女王2人が初五輪へ気合い 秦澄美鈴「成果をぶつけたい」福部真子「世界と肩を並べたい」

福部も覚悟「オレゴンでは全く背中が見えなかった。その背中が見えたら」

 福部は「ずっと目指していた舞台。しっかり切符を取れてよかった」と心境を吐露。五輪への想いを語った。

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「走れることを楽しみつつ、世界の選手としっかり肩を並べて走れるように頑張りたい。1台目までの加速がハマっていない。1、2、3台目で海外選手に離されない、リードしていないと話にならない。そこでリードして乗っていければタイムの短縮は可能」

 日本記録12秒73を持つ28歳の福部は6月29日の予選から大会記録を塗り替え、準決勝で日本記録まで0秒02に迫る12秒75(追い風0.8メートル)をマーク。参加標準記録12秒77を突破した。決勝も12秒86(向かい風0.2メートル)で2大会ぶり2度目の優勝。昨年ブダペスト世界陸上代表の25歳・田中佑美、昨年女王で34歳の元日本記録保持者・寺田明日香らと熾烈な争いを制し、最大3枠の五輪代表を一番乗りで掴み取った。

「2年前にオレゴン世界陸上を経験して、そこで世界新記録が出たレースを走った。その経験が大きい。全く背中が見えない。日本記録を出してもこれが日本と世界の差なのかと、自分が身をもって体験した。この五輪では見えなかった背中が見えたらいいなと。あわよくば肩を並べられたら」

 高校時代にインターハイを3連覇。「天才」という肩書きに苦しんだが、2022年日本選手権で涙の初優勝を飾った。同7月のオレゴン世界陸上でも準決勝進出。昨年の日本選手権決勝は場内速報で自身が1位と伝えられた。一度は喜んだが、場内表示の誤りで実際は4位。ブダペスト世界陸上を逃し、レース直後から涙した。

 悔しさを忘れず肉体改造に励み、体脂肪率は10%から7%に減少。日本記録を出した2022年の8%よりもバキバキに仕上げた。

「12秒50を切らないとファイナルには進めない。今の段階でかなり標準記録突破者がいる。12秒40で走っても届かないと踏んでいるので、せめて自分の最高のパフォーマンスで12秒50台を出して、少しでも決勝にいけるようにしたい」

 決勝に進出すれば日本人初となる。

○…会見ではパリ五輪陸上日本代表の公式ユニホームがアシックスジャパンから発表された。「パフォーマンスとサステナビリティの両立」をコンセプトとし、軽量性、通気性、持続可能性を柱に開発。21年東京五輪から約25%の軽量化に実現し、重量はわずか46グラムになった。通気性アップで汗による重量増加も最低限に抑制。オーセンティックモデルは10日から同社オンラインストア、全国のスポーツ用品店で発売される。この日は会見に出席した選手たちが着用した。

(THE ANSWER編集部)





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