敗戦のフェデラー「いつも通りではなかった」 一方で錦織称賛「とても良かったよ」
錦織の復調にリスペクト「彼は偉大なるファイターなんだ」
フェデラーは「彼がこの大会に出場権を手にしたことが私は本当に嬉しく思うんだ。自分相手じゃなければ良かったけれどね、なぜなら彼は今年チャレンジャーからプレーをスタートさせたんだから」とも語っている。
錦織は昨季の終盤戦を右手首の故障で離脱。今季開幕直後は全豪オープンなどを欠場し、下部大会のニューポート・ビーチ・チャレンジャーとRBCチャンピオンシップス・オブ・ダラスに出場し、地道な復活の道を選んでいた。世界ランクも大きく落としながらも、復活を遂げ、年間ポイント上位8選手による最終戦まで這い上がってきた錦織をフェデラーは称賛している。
「(チャレンジャーでのプレーは)序盤の勇気ある決断だったと思う。評価とリスペクトに値するものだ。誰もがケイに対して抱いているものだよ。なぜなら、彼は偉大なるファイターなんだ」
初戦黒星にも関わらず、フェデラーの紳士ぶりは変わらなかった。復調のライバルを心から称えるという粋な計らいを見せていた。
(THE ANSWER編集部)