ロンドン地下鉄乗車の裏側、撮影役ティエムが錦織にどアップで直撃インタ

　男子テニスのツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」が11日に開幕する。大会前に話題を呼んだのはメディアデーの9日に出場8選手がロンドンの地下鉄に乗車したひと幕。世界トップ選手が庶民的に移動する姿が注目を集めていたが、ATPツアーはドミニク・ティエム（オーストリア）がカメラマンとなって撮影した舞台裏を公開し、錦織圭（日清食品）にどアップで直撃インタビューするなど微笑ましいやりとりが、海外ファンに「この男たちが大好きだ」「ケイ、面白すぎる」と話題を呼んでいる。

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　コート上では一流の技術でぶつかり合うが、ひとたび離れれば、トップ選手同士のリスペクトで結ばれている。ATP公式インスタグラムは「プレーヤーズカメラ　ロンドンの裏側　ドミニク・ティエムと地下鉄」とつづり、1本の動画を公開。そこでは話題を呼んだロンドン地下鉄乗車の舞台裏が収められている。

　カメラを撮っているのはティエム。駅からロジャー・フェデラー（スイス）ら身長185センチ超の大男たちがぞろぞろと乗り込むと、大興奮で声を上げている。“ティエムカメラマン”は座席に座ったアレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）らと談笑すると、今度は隣に座った錦織にズームアップ。直撃インタビューを敢行している。

　ティエムが「ケイ、今シーズンの君の一番のハイライトはいつだった？」と問いかけると、どアップの錦織は「ハイライト？　チャレンジャーカップだね」とにこやかに即答。故障から下部ツアーで復帰した今季初戦は1回戦で敗退しているが、復活戦が印象深かったのか、自虐的なジョークか、向かいにいたズべレフも「ハハハ。信じがたいよ」と笑ってしまった。