米女子メジャー第3戦・KPMG全米女子プロ選手権

　米女子ゴルフのメジャー第3戦「KPMG全米女子プロ選手権」は現地時間23日、ワシントン州サマミッシュのサハリーCC（6731ヤード、パー72）で最終日が行われ、山下美夢有（加賀電子）が通算4アンダーの2位に入った。米メジャー自己最高順位でのフィニッシュとなり、パリ五輪代表争いでは古江彩佳と畑岡奈紗を逆転。一方で、獲得賞金にも注目が集まり、ネット上の日本人ファンからは「2位Tでも1億円超」「今季国内賞金総額より稼いだ」といった驚きの声が上がっている。

　3日目を終えて2位と優勝を狙える位置で最終日に臨んだ山下。2番でバーディーが先行するも、8番のダブルボギーで後退した。後半に入ってもボギーが先行する我慢のラウンドが続いたが、17番パー3ではあと少しでホールインワンのスーパーショットを放ち、最終18番パー5はバーディー締め。この1打で2位に食い込んだ。

　優勝したエイミー・ヤン（韓国）は賞金156万ドル（約2億4800万円）を獲得。3人が並んだ2位山下の賞金も70万2478ドル（約1億1170万円）となった。今季、山下はJLPGAツアーで13戦に出場し、総額6818万8500円の賞金を稼いでいるが、これを1戦で上回った。

　これにはX上の日本人ファンもビックリ。「2位Tでも1億円超」「みんなアメリカに行きたがる訳だ」「今年の国内賞金総額より4日間で稼いだんじゃないの？」「凄い賞金額」「やはり世界は違う」といった声が上がっている。