メジャー大会第3戦「KPMG全米女子プロ選手権」

　米女子ゴルフのメジャー第3戦「KPMG全米女子プロ選手権」は現地時間23日、ワシントン州サマミッシュのサハリーCC（6731ヤード、パー72）で最終日が行われた。2打差2位で出た山下美夢有（加賀電子）が3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの73で回り、通算4アンダー。2位で大会を終えた。パリ五輪代表争いでは古江彩佳と畑岡奈紗を逆転することが確実に。笹生優花とともに代表入りを“当確”させた。

　山下は2番パー5でバーディーを奪うも、8番パー4でダブルボギーを叩いてスコアを落とす。後半もボギー先行となったが、最終18番パー5でバーディー締め。通算7アンダーで優勝したヤン・エイミー（韓国）に3打差の2位タイで、日本勢トップに立った。

　パリ五輪の日本代表は24日に発表される世界ランキングにより決定されるため、今週が順位をあげる最後のチャンスだった。17日に発表された最新の女子ゴルフ世界ランキングでは、今月の「全米女子オープン」で米ツアー2勝目を挙げた笹生優花が6位。パリ五輪出場圏内の日本勢2位争いが注目されていた。

　大会前の時点で、日本勢2位は世界ランク20位の古江。畑岡（21位）、山下（22位）が追走する状況だった。古江と山下の差は0.13ポイントと僅差。古江はこの大会で通算2オーバーの19位。畑岡は7オーバーで予選落ちしており、山下が古江と畑岡を逆転してのパリ五輪代表になる事が確実となった。