女子バスケ日本、格上の世界3位豪州に96-85勝利! 町田瑠唯に地元熱狂、五輪メンバー争い激化へ【強化試合】
女子バスケットボールの世界ランク9位・日本代表は20日、北海道の北海きたえーるで国際強化試合に臨み、同3位オーストラリア代表に96-85で勝利した。7月末からのパリ五輪を見据えた一戦。12人の出場選手枠を巡る争いも最終盤に入り、各選手がアピールを繰り広げた。21日も同代表と対戦する。観衆は5476人。
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女子バスケットボールの世界ランク9位・日本代表は20日、北海道の北海きたえーるで国際強化試合に臨み、同3位オーストラリア代表に96-85で勝利した。7月末からのパリ五輪を見据えた一戦。12人の出場選手枠を巡る争いも最終盤に入り、各選手がアピールを繰り広げた。21日も同代表と対戦する。観衆は5476人。
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息の合った「ニッポン!」コールが沸き起こる中、アカツキジャパンが躍動した。豪州が平均身長約182.3センチの高さを生かして先制したが、同174.4センチの日本は林咲希らが3ポイントシュート(3P)を連発。第1クォーター(Q)を22-19とリードし、主導権を握った。第2Q終了間際には、地元・北海道に凱旋した町田瑠唯がディープスリーを決め、会場は熱狂。52-41で前半を折り返した。
第3Qは豪州ペース。3Pを立て続けに決められるなど、じわじわと詰め寄られた。日本も山本麻衣や林の3P、馬瓜エブリンのドライブなどで加点。69-64と5点リードしたまま最終第4Qを迎えた。宮崎早織がスピードを生かした突破からのアシストや得点で流れをつくると、川井麻衣や平下愛佳らベンチ組も得点を決め、存在感を発揮。豪州を振り切った。
コート上のインタビューでは、恩塚亨監督は「強豪国のオーストラリアはシュート力、高さ、パスの力もありますが、チーム一丸で戦えた」と客席に感謝。「金メダルを目指すという意味ではまだまだ足りないですが、自分たちの個の強み、チームの強みを出し切ろうというコンセプトの中で第2、4Qでは出せたと思う」と振り返った。
町田は地元・北海道で戦い「代表として北海道で試合ができるのは初めて。緊張の方が大きかった」と苦笑い。第2Q終了時にブザービーターを決め「あれはラッキーシュートでした、すみません。明日もあるので、今日よりいいゲームができるように頑張っていきたい」と力を込めた。
日本は2月の最終予選で2勝1敗とし、パリ五輪出場を決めた。現地7月26日に開幕する五輪に向け、5月6日から第1次強化合宿をスタート。今月初旬に中国遠征を行い、世界ランク2位の中国に2連勝した。14日から第4次強化合宿が始まり、23人だった候補選手は16人に。7月上旬には五輪出場選手12人を決定する見込みだ。
2021年東京五輪では男女通じて初の銀メダルを獲得。パリ五輪は7連覇中の絶対女王・米国、欧州の強豪ベルギー、ドイツと同じグループCに入った。初戦は現地7月29日の米国戦。目標は東京五輪超えの金メダルだ。同じく五輪出場権を持つオーストラリアは世界ランク3位の強豪。日本は昨年のFIBAアジアカップ1次リーグで対戦し、91-66で快勝した。
(THE ANSWER編集部)