フェデラー、芸術の街で生んだ“5本のパリ傑作選”に海外喝采「本物のアートだ」
男子テニスのパリ・マスターズで4強入りしたロジャー・フェデラー(スイス)。準決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に2人の対戦史に残る死闘の末に敗れたが、今大会は神懸かり的な超絶ショットを連発し、王者健在を鮮烈に印象づけた。ATP公式中継サイト「テニスTV」は5本の芸術ショット傑作集を「パリは今回、多くのアート作品を手に入れた」と題して動画付きで公開し、海外ファンに「神のようだ」「本物のアート」「信じられない魔法のショット」と喝采が巻き起こっている。
パリ・マスターズを沸かせた神懸かり的ショットをテニスTVが公開
男子テニスのパリ・マスターズで4強入りしたロジャー・フェデラー(スイス)。準決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に2人の対戦史に残る死闘の末に敗れたが、今大会は神懸かり的な超絶ショットを連発し、王者健在を鮮烈に印象づけた。ATP公式中継サイト「テニスTV」は5本の芸術ショット傑作集を「パリは今回、多くのアート作品を手に入れた」と題して動画付きで公開し、海外ファンに「神のようだ」「本物のアート」「信じられない魔法のショット」と喝采が巻き起こっている。
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芸術の街、パリでフェデラーはテニス界で最も美しい“5つの作品”を生み出した。まずは3回戦のファビオ・フォニーニ(イタリア)戦、体に向かってきた難しいサービスをバックハンドでクロスに打ち返すリターンエースをかまし、続いては準々決勝の錦織圭(日清食品)戦、ネット際でぎりぎりネットを越える絶妙アングルボレーで錦織に天を仰がせ、さらに別のストローク戦で錦織も追いつけない芸術的ドロップショットでうつむかせた。
極め付きはジョコビッチ戦だ。ネットプレーに出て相手のフォアハンドを受けたが、ネット上部をかすめてフェデラーの顔面付近を襲った。しかし、これに超人的な反射神経を発揮し、咄嗟にラケットを出した。しかも、ネット際にぎりぎりで落としてポイントに。王者が演じた“ネット際の神反応”にジョコビッチも思わず苦笑いしたスーパープレー。そして、最後はジョコビッチが一歩も動けない、美しいバックハンドのダウンザラインだ。
どれを取っても強さ、上手さ、美しさに際立つ芸術的美技。「テニスTV」公式インスタグラムは「パリは今回、多くのアート作品を手に入れた。本当にありがとう、ロジャー・フェデラー」と大会を沸かせた王者に対して最大限の敬意を示した上で、5本の傑作選を動画付きで公開すると、海外ファンも粋を呑んだ。