女子バレー日本のパリ五輪出場決定 6大会連続切符、主将・古賀紗理那「素直に嬉しい」日本協会が発表
バレーボールネーションズリーグ(VNL)2024福岡大会に出場中の女子日本代表が14日、パリ五輪の出場権を獲得したと日本バレーボール協会から発表された。FIVBおよびVWが最新の世界ランクに基づき計算した結果、6大会連続切符の獲得が決定。17日付の世界ランクによる決定を待たずして、すでに確定している国を除いた上位3か国に入ることが明らかになったという。
買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2024福岡大会
バレーボールネーションズリーグ(VNL)2024福岡大会に出場中の女子日本代表が14日、パリ五輪の出場権を獲得したと日本バレーボール協会から発表された。FIVBおよびVWが最新の世界ランクに基づき計算した結果、6大会連続切符の獲得が決定。17日付の世界ランクによる決定を待たずして、すでに確定している国を除いた上位3か国に入ることが明らかになったという。
今大会前の時点で五輪出場12枠のうち、すでに7チームが切符獲得済み。その他は今大会予選ラウンド終了時の6月17日付世界ランクで決まり、日本は<1>アジア・オセアニアの最上位になるか、<2>出場権のない国のうち上位3か国に入れば6大会連続出場が決まる条件だった。世界ランク6位で第3週を迎えた日本は勝てば決定だった13日のカナダ戦に2-3の逆転負け。中国がアジアトップの6位、日本は7位に転落した。
一夜明け、日本協会は公式サイトでFIVBおよびVWによる最新ランクに基づいた計算結果の通知を受けたと発表。<2>の条件で五輪切符を掴むことが明らかになったという。眞鍋政義監督と古賀紗理那主将のコメントも発表した。
■眞鍋政義監督
「2年半前に日本代表監督に再就任し、パリ2024オリンピックの出場権を獲得することが一番の目標だったので、まずは目標をクリアして安堵している。出場権獲得までの3年間は長かった。昨年(のパリ五輪予選は)悔しい試合で出場権を獲ることができなかったので、今年のVNLに懸けていた。VNLでは1戦目からトルコに勝利するなど、ポイントを稼ぐことができたので、選手やスタッフには感謝している。
出場権獲得のターニングポイントは再就任1年目だった。東京2020オリンピックのあとチームを引き継いだとき、(日本は)世界ランキング9位(266ポイント)だった。そこからどのようにパリオリンピックの出場権を獲得するかを考えるなかで、2022年のVNLで世界ランキングを上げるしかなかった。オリンピックの翌年はどの国も若い選手を起用するためそこがチャンスだと思い、我々は勝ちにこだわってスタートダッシュをした。さらに同年の女子世界選手権を経て50ポイントを稼ぐことができ、最終的には6位(316ポイント)まで上昇することができたので、今思うと1年目の50ポイントの貯金が大きかった。まだVNLの試合は残っているが、次戦のセルビア戦に勝ち、東京オリンピック金メダルのアメリカにも勝って、ファイナルラウンドやパリオリンピックに向かいたい。まだパリオリンピックの目標は決めていない。
選手やスタッフと話し合いながら最終的な目標を決め、その目標に向かって挑戦したい」
■古賀紗理那
「昨日はカナダに負けてしまったが、パリ2024オリンピックの出場権獲得がVNLでの目標だったので、素直に嬉しい。眞鍋監督から話があったが、残りの2試合の結果次第で世界ランキングが変わるので、気を引き締めて戦っていきたい。パリオリンピックは厳しい戦いになると思うが、チーム全員で戦うことができるようにいい準備をしていきたい」
(THE ANSWER編集部)