ニチレイレディスが14日開幕

　女子ゴルフの国内ツアー・ニチレイレディスが14日から3日間、千葉・袖ヶ浦CC新袖C（6584ヤード、パー72）で開催される。前週の宮里藍サントリーレディスで3年1か月ぶりのツアー通算3勝目を達成した25歳・大里桃子（伊藤園）は13日に取材に応じ、「前半戦で1勝できたので複数回優勝を目標にやっていきたい」と意気込んだ。

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　復活優勝から4日。大里は3年1か月ぶりの優勝に「沢山の方にメッセージをいだたいた。会場で会った人にも『自分も嬉しかった』と声をかけてもらえて嬉しかった」と反響を振り返った。この日はプロアマ戦に出場。「疲れもあって練習も削りながらだけど、調子自体は悪くない」と頷いた。

　前週の優勝で、8月の海外メジャー・全英女子オープンの出場権を獲得。10日には地元・熊本の役場でパスポートを申請し、地元のファンにも迎えられた。「（パスポートの有効期限は）10年にしました。旅行もいけるように」と笑顔で明かした。

　渋野日向子らと同じ1998年度生まれの黄金世代。2018年8月にツアー初優勝し、2勝目を挙げた21年5月は2位、2位、優勝、2位、2位と絶好調だった。この6月での再現について聞かれると、「大谷翔平さんが『ミスター・ジューン』って呼ばれていて、『ちょっと頑張ろう』って思ったら先週優勝できて嬉しかった」とコメント。「このセリフ言いたかった」とおどけた。

　大谷は6月に強い事で知られる。あやかりたい大里は2週連続優勝について「そこまで気負っていない」としながらも、「前半戦で1勝できたので複数回優勝を目標にやっていきたい」と前向きだ。「ミス・メイ」と呼ばれた3年前から、今度は「ミス・ジューン」を目指した戦いが始まる。