水原被告、賭博で巨額借金「唯一思いついた方法は彼の金を…」26.3億円不正送金 法廷で自ら語った犯行の動機
米大リーグのドジャース・大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺などの罪に問われている水原一平被告が4日(日本時間5日)、カリフォルニア州サンタアナの連邦地裁に出廷し、銀行詐欺と虚偽の納税申告という2つの罪状で罪を認めた。複数の米メディアが報じた。水原被告は司法取引に応じ、最大33年の禁錮が減刑される見込み。
米メディアが報道
米大リーグのドジャース・大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺などの罪に問われている水原一平被告が4日(日本時間5日)、カリフォルニア州サンタアナの連邦地裁に出廷し、銀行詐欺と虚偽の納税申告という2つの罪状で罪を認めた。複数の米メディアが報じた。水原被告は司法取引に応じ、最大33年の禁錮が減刑される見込み。
米スポーツ専門局「ESPN」は裁判官とのやりとりを報じており、その中で水原被告は自らの言葉で犯行の動機を語った。裁判官の質問に「イエス、サー(はい)」「ノー、サー(いいえ)」とそれぞれ答えていったが、犯した罪について問われると「被害者A(大谷)のもとで働き、彼の銀行口座へのアクセスができた。賭博で巨額の借金を負い、唯一思いついた(返済の)方法は彼の金を使うことだった」と説明した。
さらに「銀行Aへのアクセスはできた。だから、彼の銀行口座から賭博の借金を返済するために送金した」と証言し、虚偽の納税申告も認めた。水原被告は大谷の口座からおよそ1700万ドル(26億3000万円)を盗んだとして訴追されていた。判決は10月25日(同26日)に言い渡される。
(THE ANSWER編集部)