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錦織、世界238位に1回戦負けからの復活劇 ATP賛辞「10か月前は想像できなかった」

男子テニスの世界ランク11位・錦織圭(日清食品)はパリ・マスターズ準々決勝で同3位ロジャー・フェデラー(スイス)に敗れ、年間ランク9位が確定。「Nitto ATPファイナルズ」出場は故障離脱中のフアン・マルティン・デルポトロ(アルゼンチン)の動向次第となった。しかし、右手首から復帰したシーズンで見事な躍進を遂げ、ATPは「年間カムバック賞」候補の1人に選出していたが、公式サイトで今季を総括。「わずか10か月前は想像できなかった」と復活劇を高く評価している。

2018年のカムバック賞にノミネートされた錦織【写真:Getty Images】
2018年のカムバック賞にノミネートされた錦織【写真:Getty Images】

「2018年カムバック賞」候補選出でATP公式サイトが今季総括

 男子テニスの世界ランク11位・錦織圭(日清食品)はパリ・マスターズ準々決勝で同3位ロジャー・フェデラー(スイス)に敗れ、年間ランク9位が確定。「Nitto ATPファイナルズ」出場は故障離脱中のフアン・マルティン・デルポトロ(アルゼンチン)の動向次第となった。しかし、右手首から復帰したシーズンで見事な躍進を遂げ、ATPは「年間カムバック賞」候補の1人に選出していたが、公式サイトで今季を総括。「わずか10か月前は想像できなかった」と復活劇を高く評価している。

 ATP公式サイトは1日付で「2018年カムバック賞にノミネート:ジョコビッチ、クブラー、ミルマン、ニシコリ」で特集を組み、カムバック賞にノミネートされた4人にスポットを当て、右手首の故障から復活した錦織についても今季を振り返っている。

 記事では「わずか10か月前、ケイ・ニシコリがレギュラーシーズンの最後に『Nitto ATPファイナルズ』に到達しようとするとは想像できなかった」と記述。シーズン当初は年間トップ8選手に出場権が与えられる最終戦目前まで来ることは考えられなかったこととして、驚きをもってレポートしている。

 故障による離脱で世界最高4位だった日本のエースはトップ10も陥落し、今年4月に世界39位まで落ち込んだことをレポート。その上で現在は11位まで上昇させ、楽天オープンとエルステバンク・オープンではタイトル獲得目前まで迫ったことを伝えている。さらに、錦織が復活について手応えを掴んだコメントも紹介している。

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