2回戦で披露した優しいタッチのドロップショットが反響拡大

　男子テニスのパリ・マスターズは31日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク11位の錦織圭（日清食品）は同46位のアドリアン・マナリノ（イタリア）に7-5、6-4でストレート勝ち。3回戦進出を決めた。第2セットで決めた絶妙なタッチのボレーでのドロップショットの反響が拡大している。ATPツアーの公式インスタグラムも「これより上手いドロップショット見たことある？」とつづり動画を公開。スーパーショットが話題をさらっている。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

　錦織が超絶技巧でスタンドをパリのファンを沸かせた。第1セットを7-5で先取。続く第2セットの第7ゲームだ。マナリノのサービスをバックハンドで強烈なリターン。イタリアのレフティーも懸命に打ち返してくるが、これに対して錦織は前進。地面につきそうな、すれすれのところから、優しいタッチのボレーでネット際に落としてみせたのだ。

　意表を突かれたマナリノは動けない。見事というほかはない、錦織の超絶ドロップショットだった。このゲームでブレークに成功。自身は一度もブレークを許さずストレートでものにした。