大谷翔平、5月は過去最高の絶好調 打率は「.141」の急上昇、エンゼルス時代との違い浮き彫りに
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手がシーズン序盤から打ちまくっている。これまでは6月の成績が際立っていたが、今年は5月22日(日本時間23日)のダイヤモンドバックス戦までの今季50試合で打率.354、13本塁打でともにタイトルをうかがう勢いだ。特に5月の成績を見ると、例年を上回る絶好調ぶりが浮き彫りになる。
大得意の6月を前に…今季は5月も打率.388
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手がシーズン序盤から打ちまくっている。これまでは6月の成績が際立っていたが、今年は5月22日(日本時間23日)のダイヤモンドバックス戦までの今季50試合で打率.354、13本塁打でともにタイトルをうかがう勢いだ。特に5月の成績を見ると、例年を上回る絶好調ぶりが浮き彫りになる。
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大谷は22日(日本時間23日)の試合を終えたところで、70安打、打率.354、長打率.646、OPS1.068、長打31本、128塁打の6部門でナ・リーグトップに立っている。他にも13本塁打はブレーブスのオズナに次ぐ2位、17二塁打もフィリーズのボームに次ぐ2位だ。
特に5月は打率.388を誇り、大リーグでの過去6シーズン(2020年は試合なし)の平均打率.247を0.141も上回っている。大谷の5月は昨季も打率.243にすぎず、月別に見ると脇腹の故障のため3試合しか出場しなかった9月を除き、最低だった。本塁打こそ6本と昨年より2本少ないが、まだ7試合残しており、例年苦しむ月を最高の成績で終えようとしている。
逆に、例年なら6月は大爆発することで知られる。初の本塁打王に輝いた昨季、6月の成績は打率.394、15本塁打とここで荒稼ぎしていた。シーズン46本塁打した2021年も打率.309、13本塁打だ。
エンゼルスにいた昨季までとの違いは他にもあり、今季は50試合で一度も敬遠四球を記録していない。昨季の21敬遠は大リーグ2位。特にトラウトが故障離脱した7月以降に急増した。今季大谷の後ろを打つのは打率.286、29打点を残しているフリーマン。打線の中で孤立せず、勝負せざるを得ない環境になっているのも大きい。
右肘手術からのリハビリで、打者一本でプレーする今シーズン。苦手にしていた5月を乗り越え、6月もさらなる活躍が期待される。
【MLB移籍後の大谷の5月打率と本塁打】
2024年 打率.388 HR6
2023年 打率.243 HR8
2022年 打率.250 HR7
2021年 打率.245 HR7
2019年 打率.250 HR3
2018年 打率.254 HR2
(THE ANSWER編集部)